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TEAM JAOS 夢の完走 バハ2度目の挑戦実る

2023.11.20

TEAM JAOS 夢の完走 バハ2度目の挑戦実る

4WD向けパーツメーカー、ジャオス(赤星大二郎社長)の社員を中心に編成したラリーチーム「TEAM JAOS」が11月16日からメキシコで開かれた北米大陸最大のラリー「バハ1000」に出場、タイムリミットにわずかに届かず公式記録はDNFとなったもののゴールまで見事に完走した。ドライバーは前橋市在住の能戸知徳さん。初挑戦の昨年はマシントラブルで無念のリタイヤとなった。半数以上がリタイアする過酷なレースは「完走者全員が勝者」と称される。地方を拠点とするチームが完走するのはまさに快挙というしかない。

山岳、砂漠の悪路2100㌔を制覇

バハ1000は1967年からメキシコのバハ・カリフォルニア半島で毎年11月に開かれる自動車と二輪車のラリーレース。大半が山岳や砂漠の悪路を通常1000㍄(1600㌔)、不眠不休で走り切る。

半数以上がリタイアする北米大陸最大にして、最も過酷なレースとされる。今回は1300㍄(2100㌔)超の過去最長で争われた。

 

▲ゴール直後、疲労困憊ながら満足そうな能戸ドライバー

▲快挙を喜び合うスタッフ

▲チーム、スタッフ全員で喜びのポーズ

TEAM JAOSは2015年に結成した。アジア最大級のラリー大会でクラス優勝を果たすなど、地力を蓄え、昨年、バハ1000に初挑戦したが、マシントラブルから無念のリタイアを余儀なくされた。

捲土重来を期した今回は前回の敗退を分析、荒れた路面に対応するためタイヤを35㌅から37㌅に大きくするとともに足回りをアップデイト。暗闇になる夜間対策として照明を強化した。

メカニックもジャオスの社員に加え、群馬トヨタグループから前回以上の支援を受け、ゴールまで走り切った。

▲悪路を制したTEAM JAOS

TEAM JAOSの挑戦は続く

赤星大二郎監督の話 TEAM JAOS、2年目の挑戦を終えました。 スタート地のラパスからゴール地のエンセナダまでの1,310マイル(約2,110キロ) を越える全行程を走破しましたが、タイムリミットの50時間に僅かに届かずフィニッシュラインに到着しました。 公式リザルトとしては悔いの残る結果となりましたが、ハイスピードダートから深いサンドそして岩場など厳しくそしてさまざまなBAJAの路面をLX600は大きなトラブルなく走破しました。
昨年に続き得られたさまざまな経験によってさらにクルマとヒトを鍛え、我々のモノづくりに活かすべく継続した取り組みにしていきたいと改めて思っております。 TEAM JAOSの挑戦は続きます、応援ありがとうございました。