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子供に帰って散策しよう
広瀬川アートⅢ 10月1日まで

2023.09.22

子供に帰って散策しよう
広瀬川アートⅢ 10月1日まで

前橋中心街を流れる広瀬川河畔をアートで飾る「広瀬川アートⅢ」が9月22日始まった。写真家、市根井直規さんが「写真と過ごす広瀬川 川辺の微触感」と題して河畔で撮影した植物や鳥の写真をアート作品に仕上げて展示している。10月1日まで。

市根井さんが写真でアート作品

立川町通りから繋がる諏訪橋に巨大な鳩の写真パネルが飾られている。広瀬川河畔でこの夏に撮影した1枚。河畔が小鳥の安らぎの場になっていることがうかがえる。

遊歩道が整備された右岸を上流方向に進むと、朔太郎橋の中ほどに「低く、近く」と題した植物のパネルが展示されている。子供の視線で大きな木をすぐ近くから写した。

▲ハトも凛々しく見える

▲大きな木も至近から見るとこんな感じ

さらに上流には落ち葉やドングリを並べた6枚のパネルがある。題して、「川沿いのコレクション」。子供のころは確かにこんなものを大事に集めた。

絹の橋近くには「ひろせがわテキスタイル」のタイトルで、樹皮やレンガ、川の流れを12枚のハンカチ大の布に印刷した写真を並べている。

写真はいずれも昨年の「広瀬川アートⅡ」の出品者である木工家具職人、富田学さんが制作した木枠に収められ、自然と融合したアートになっている。

▲ドングリも落ち葉も大事なコレクション

▲12枚の「ひろせがわテキスタイル」

河畔での個展について、市根井さんは「広瀬川沿いを子供の視線で歩いたら結構おもしろかった。鳩を見て、落ち葉を拾っていつまでも遊んでいられる。子供時代に帰って、ゆっくり散策しながら、作品を楽しんでください」と呼び掛けている。

「広瀬川アート」は前橋市まちづくり公社が広瀬川河畔地区社会実験として主催している。

▲広瀬川河畔の散策を呼び掛ける市根井さん