【石川知恵子の９月の絵本】
『このほんよんでくれ！』（クレヨンハウス）

ある日、オオカミが昼寝をしていると、楽しそうな笑い声。

抜き足、差し足、忍び足　そーっと　近づいてみると…

公園でお父さんが、女の子に絵本を読んであげています。

その面白さといったら！！

オオカミはうっとり。

でも　最後まで読まないうちに帰ってしまいました。

たまたま　その親子は、絵本をポトリと落としていきました。

やったあ！　これで続きが読めるぞ。

と　思いましたが、

オオカミは字が読めません。

森の動物たちに「この本読んでくれないか？」とお願いして回りますが…

みんな食べられてしまう　と　怖がって逃げてしまいます。

ウサギだけが「ぜったいに食べないと約束してくれるならいいよ」と絵本を読んでくれました。

オオカミは夢中で「もう一回！もう一回！」とせがみます。

最後は　どうなったと思いますか？

「本の家２」にオオカミの絵本を集めたコーナーを作りました。

絵本に出てくるオオカミは、悪役ばかりだと思っていませんか？

優しいおおかみ、内気なおおかみ、いじけちゃったオオカミもいます。

リアルなオオカミの話やむかし日本狼がいた絵本もあります。

オオカミが愛おしくなって、イメージが変わりますヨ。

どうぞ　読みにいらしてください。