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前橋公園にゲンジボタル舞う
鑑賞のため6月4日まで公園灯消灯
2023.05.16
楽歩堂前橋公園のビジターセンター東側にある「ほたる水路」で、ゲンジボタルが飛翔している。多い日は50匹ほど見られることも。ホタル観賞のため、6月4日まで一部、公園灯を消灯する。前橋市公園管理事務所の風間健二さんに、市街地の公園にホタルが生息した経緯や鑑賞のポイントを聞いた。
19時頃から21時頃がピーク
さちの池からあふれた水が、とろとろと流れる「ほたる水路」。約100㍍の水路の周囲は緑に覆われ、水は澄み切っている。19時頃から21時頃まで、水際にゲンジボタルが飛翔する。
一番の見どころスポットは水路の中央付近、桜の木が横倒しに生えているところ。「いい具合に影ができ、葉っぱや枝にホタルが寄ってきます」と風間さん。
ホタルは風がなくて、湿度が高い日に出現率が高い。昨年は50匹ぐらい飛んだ日もあったという。
ホタルの光が鮮明に見えるよう、6月4日までは公園灯を消灯。安全のため、足元を照らすソーラーライトを設置している。
前園長がカワニナ育てる
市街地にある公園でホタルが見られるケースは希少だ。「2018(平成30)年に前橋公園の前園長、吉橋浩さんがカワニナを育て始めたのがきっかけ。行政や地域の人たちと一緒に美しい水路づくりに力を入れてきました」と風間さん。
現在は前橋南ロータリーの会員や前橋市の中央高等専修学校ロータリーアクトクラブと連携し、環境整備を進めているという。
前橋市内には田口町や荻窪町にもホタルの里がある。そこよりも1週間以上早く、ホタルが見られるわけは、「標高が低い分、水温が高いことが理由だと思います。前橋で一番早くホタルを観賞できる場所として、これからも環境整備に力を入れていきたい」と話す。
問合せ先
前橋市建設部公園管理事務所
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