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「この映画のために生きてきた」
淺雄監督と萩原館長がトークショー

2023.01.19

「この映画のために生きてきた」
淺雄監督と萩原館長がトークショー

前橋シネマハウスで公開中の青春映画『ミューズは溺れない』の監督、脚本、編集を務めた淺雄望さんと前橋文学館の萩原朔太郎館長のトークショーが1月19日に開かれた。淺雄監督にとって構想から10年以上かけて公開にこぎつけた初の長編映画。「自分の人生をかけてきた。私はこの映画のために生きてきた。みなさんに観てもらえて夢のようにうれしい」と映画への思いを熱く語った。

セクシャリティの揺らぎ描く

映画上映の直後、淺雄監督と萩原館長がスクリーンの前に登場、観客から大きな拍手が贈られた。トークショーでは萩原館長が司会役となり、淺雄監督の言葉を引き出した。

シナリオは2012年から7年間書き続け、2019年に撮影した。創作を巡る葛藤や人間関係にもがきながら成長する女子高校生のひと夏を描いた映画で、「テーマとしてセクシャリティの揺らぎについて描きたかった」と制作の動機を振り返った。

萩原館長は「身体表現、平面表現、立体表現に映像が加わり、表現全部を使っている」と指摘。階段での撮影を多用したり、絵を描くシーンで全面カーテンとしたことを絶賛すると、淺雄監督は「制作や美術とケンカしながら実現した。着目していただき、ありがとうございます」と感謝した。

 

1月27日まで上映

前橋シネマハウスでの公開は1月27日まで。上映時間は20日が14時50分から、21日以降は17時10分からとなる。

料金は一般1700円、60歳以上1000円。火曜日は休館。

問合せ

前橋シネマハウス

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027-212-9127