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3年ぶり前橋交響楽団定期演奏会 
10月16日、昌賢学園まえばしホールで

2022.10.01

前橋を拠点に演奏活動を続ける「前橋交響楽団」が、コロナ禍で延期となっていたベートーベンの交響曲第3番「英雄」を中心とする定期演奏会を10月16日(日)、昌賢学園まえばしホール(前橋市民文化会館)大ホールで開催する。(取材/中村ひろみリポーター)

心をこめてベートーベンの大作に挑む

1986年創立の前橋交響楽団は、10代から70代の社会人を中心とするアマチュアオーケストラ。指揮に元群馬交響楽団トランペット奏者の森重修実氏、トレーナーに現群馬交響楽団バイオリン奏者の佐野隆氏を迎え、約50名のメンバーで練習や演奏会を行っている。

2020年2月のファミリーコンサート後、コロナ禍のため演奏会の中止が相次ぎ、その間、自主練習を中心に、状況に応じて断続的に練習を続けてきた。

今年に入り、感染対策を行いながら継続的な練習ができるようになったので、3月のファミリーコンサートから演奏会も再開できた。

▲創立当初からの指揮・森重氏の指導は温かくも厳しい(写真提供:前橋交響楽団)

10月の演奏会は、まず軽快なテンポのベートーベンの「フィデリオ」序曲にはじまる。続くシューマンの美しい曲、「マンフレッド」序曲は転調の連続で難易度の高い曲目。三曲目のウェーバー「オベロン」序曲がリズミカルに奏でられた後、メインの大曲、ベートーベン交響曲第3番「英雄」の演奏となる。

 

▲定期練習は毎週木曜夜、主に前橋市中央公民館で実施(写真提供:前橋交響楽団)

特にメインの「英雄」は、2020年、生誕250年のベートーヴェンイヤーに演奏が予定されていたが延期となった大曲。「みなさんご存じの曲ですが、実は壮大で技術的には難しい曲です。コロナ禍でも、三年越しの私たちの思いがつまった演奏を多くの方に聞いていただきたいです」と団長兼コンサートマスターの田仲久人さんは、満を持しての演奏に、来場をよびかけた。

第34回前橋交響楽団定期演奏会

日時:2022年10月16日(日) 14:00開演(13:30開場)

会場:昌賢学園まえばしホール(前橋市民文化会館)大ホール

住所:前橋市南町3-62-1(JR前橋駅南口徒歩8分)

曲目:ベートーヴェン「フィデリオ」序曲、シューマン「マンフレッド」序曲、ウェーバー 「オベロン」序曲、ベートーヴェン交響曲第 3 番「英雄」

主催:前橋交響楽団

共催:(公財)前橋市まちづくり公社

入場料:全席自由 500 円(当日券あり)

前橋交響楽団定期演奏会

お問合せはこちら
090-5496-7240(田仲さん)