【石川知恵子の9月の絵本】
『クマと森のピアノ』（ポプラ社）

こぐまのブラウンは、ある日　森の中で「へんてこなもの」を見つけました。

そーっと　触ってみると…タン♪

これまでに　聞いたことのない音がしました。

「へんなの。さよなら…」

でも　次の日も　気になって、ポロロ…♫

それから　毎日のように「へんてこなもの」にさわりに　行きました。

ポロ　ロ　ロ　ロン…🎶

そして「へんてこなもの」と仲良くなりました

やがて　ブラウンの弾く　素敵なメロディに誘われて　森じゅうのクマたちが　集まってくるようになりました。

ある晩のこと、偶然通りかかった　人間の女の子とお父さんに「へんてこなもの」はピアノだと　教えてもらいます。

ふたりは、ブラウンの演奏を聴いて　都会の大勢の人たちの前で　ピアノを弾いてみないかと　誘います。

ブラウンは　海をこえて　遠い大都会に行く決心をします。

音楽あふれる街で　あっという間に　人気者！

大きなホールでコンサート、かいじょは超満員

TVに雑誌に　ひっぱりだこの大スター。

夢は　全部かなえられました。

しかし　何かが　足りないと思いはじめます。

さて　その後ブラウンは??

最近、虫の声が聞こえるようになりましたね？

9月の絵本のコーナーは「おんがくの絵本」です。

みんなで音も心もあわせるオーケストラのお話、ピアノやヴァイオリンやチェロの心温まる物語、音楽会のワクワクやドキドキの絵本‼

アマガエルや動物たちの楽しいお歌の絵本などいろいろあります。

ぜひ読みに来てください。