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【石川知恵子の1月の絵本】
『へびのクリクター』(文化出版局)

2025.01.03

【石川知恵子の1月の絵本】 
『へびのクリクター』(文化出版局)

前橋・まちなかの絵本専門店「本の家2」店主、石川知恵子さんオススメの絵本を、毎月ご紹介します。1月は『へびのクリクター』です。

むかし、フランスのある小さな町に

ルイーズ・ボドという名前の婦人が住んでいました。

ボドさんの息子は、爬虫類研究者!!

その 息子が、婦人の誕生日のお祝いに 送ったのは 1ぴきのへび🐍でした。

ボドさんは、箱を開けたとたん、「キャ〜〜!」と金切り声をあげました。

が、毒へびでないことをキチンと確かめて、

「クリクター」という名前をつけて可愛がりました。

哺乳瓶でミルクを飲ませ、生まれ故郷の感じをだそうとやしの木を何本も買いました。

クリクターは、よく食べて ながくながく 強く強くなりました。

クリクターは、ほかほかで長ーい気持ちのいいべっとで ながながと寝て、幸せな 夢を見るのでした。

ボドさんは 田舎の学校の先生でした。

ある日、教室に連れていくと 勉強も覚え、

子ども達とも遊び(すべり台や長なわとびになったりしてネ)人気者になりました。

そんな ある日のこと、

ボドさんの家に泥棒がはいったのです…

さあ へびのクリクターは どうしたでしょう。

「へびのクリクター」 1974年

 トミー・ウンゲラー 作

 中野 完二 訳

 ¥1.000+税 文化出版局

1月の絵本棚はヘビの絵本

 今年の干支、へびが登場する絵本を集めたコーナーを作りました。

 古くギリシャ神話では、大地や水の神様として、日本でも昔から豊穣の神、天候の神さまとして信仰の対象でした。

 脱皮を繰り返すところから「復活と再生」を連想し、不老長寿や強い生命力に繋がる縁起の良い生き物ですね。

 絵本では、大活躍するお話やいろいろな物を飲み込んで形を変えるお話など 楽しいものがたくさんあります。

 どうぞ 読みに来てください。

※新年は9日(木)から営業します。

▲石川知恵子さん

店舗情報

本の家2

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027-212-7273
住所 前橋市千代田町2-7-25
営業時間 11時~17時
定休日 日・月曜、祝日