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前橋工科大×群馬パース大
医工連携へ包括協定締結
2026.07.24
前橋工科大と群馬パース大は7月24日、工学と医療・健康分野を融合する「医工連携」の推進に向け、包括連携協定を締結した。群馬パース大は2028年4月に前橋キャンパスを開校する。共同研究や研究者交流を通じて地域課題の解決につながる新たな研究を創出するとともに次世代人材の育成や産学連携の強化を目指す。
共同研究、中高生向け学習
協定は少子高齢化や健康寿命の延伸、地域医療の充実など複雑化する社会課題に対応するため、医療・健康分野の知見と工学技術を組み合わせた分野横断型の研究開発を推進するのが目的。
両大学が持つ専門知識や研究資源を結集し、研究者の交流や共同研究を進めるほか、将来的な大型研究プロジェクトや競争的研究費の共同申請につながる研究基盤の構築を目指す。
具体的には①教員の相互交流と共同研究②地域貢献・産学連携③施設設備の共同利用―など6項目で連携する。
2026年度にすでに実施してきた研究情報交換会を継続開催し、2027年度には萌芽的共同研究を立ち上げるほか、県内の中高生を対象とした研究発表会や探究学習を企画。2028年度には国の競争的研究費への共同申請や探究学習の本格実施を予定している。
▲群馬パース大の藤田学長
前橋工科大の中村学長
包括連携協定式は7月24日、高崎市の群馬パース大で開かれ、締結後、両大学長が前橋市定例記者会見で報告した。
群馬パース大の藤田清貴学長は前橋キャンパスの開設を見据え、「工科大との距離が近くなることで日常的な交流がしやすくなる。学生の交流は実効性の高い連携が期待できる。県内の子供たちに夢を与え、人材育成につなげていきたい」と抱負を語った。
前橋工科大の中村建介学長は「パース大でワインを造る過程で余るブドウの皮を再利用して健康的な成分を抽出できないか。ユニバーサルデザインにも医療分野との接点を見いだせる」と構想している具体的な研究事例を示した。
前橋市の小川晶市長は「市内の大学が連携する『めぶくプラットフォーム』は若者の定着を図っていく目的で進めている。若者が活躍できることをしっかりPRして、まちづくりや人材育成を進めていきたい」と連携の効果に期待した。
前橋工科大
前橋市が設立した公立大学法人。建築・都市・環境工学群と情報・生命工学群と大学院からなる。教育・研究の成果を地域社会に還元するために地域連携推進センターを設置している。
群馬パース大
看護、リハビリテーション、医療技術の3学部7学科を擁する医療系大学。2028年4月には旧前橋市立中央小学校跡地に前橋キャンパスを開設し、新たに保健栄養科学部医療栄養学科を設置する。


