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和菓子と前橋を考える
3月10日に波宜亭倶楽部

2024.02.11

和菓子と前橋を考える
3月10日に波宜亭倶楽部

老舗の和菓子屋店主が140年に及ぶ店の歩みを通して前橋のまちの文化やまちづくりを語る講演会「和菓子と前橋のまち」が3月10日、前橋市中央公民館で開かれる。NPO法人・波宜亭倶楽部(田中一雄理事長)の主催。参加者を募集している。

新妻屋5代目、髙野さんが講演

講師は1882(明治15)年創業、前橋駅前通りにある「御菓子司 新妻屋」の5代目、髙野善明さん。大学卒業後、証券会社系のシンクタンク勤務を経て家業を継いだ。

「最初から家を継ぐつもりはなかった」髙野さんが菓子の道に入ったきっかけは会社員時代に趣味で始めた茶道。「お茶のお菓子を作ろう」と学び直した。茶会での菓子作りに力を入れ、茶の名店や茶道具の作家とコラボした菓子、茶、茶道具の合同商品を作り、人気を集めている。

▲髙野さんの手による和菓子

講演会では①新妻屋の歴史②銘菓「下馬将軍」と前橋藩主酒井家③前橋のまちの歴史や文化、まちづくりへの思い-について語る。

波宜亭俱楽部は前橋の歴史的文化遺産である波宜亭の復元を目的に2003年9月に設立した。前橋の文化の再発見や活性化を目指し、シンポジウムや史跡巡り、まち歩きなどを企画している。

田中理事長は「前橋のまちなかから昔からの和菓子屋さんがかなり少なくなってしまいました。『和菓子』をテーマに、前橋のまちの歴史や文化に想いを馳せる機会にしてみませんか」と来場を呼び掛けている。

▲まちづくり講演会のチラシ

髙野善明(たかの・よしあき)1976年、前橋市生まれ。県立前橋高-千葉大工学部卒。野村総合研究所勤務から27歳で製菓専門学校に入学、2年後に新妻屋に入る。先代や職人から学び、2017年、5代目となる。

まちづくり講演会「和菓子と前橋のまち」

お問合せはこちら
090-6947-5156(田中一雄理事長)
・日時 3月10日(日)14時~15時
・会場 前橋市中央公民館505学習室(前橋プラザ元気21・5階)
・定員 45人
・会費 無料
・申し込み hagiteiclub@gmail.com