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國領氏がセンター長に就任
前橋国際大サイバーセンター

2024.01.06

國領氏がセンター長に就任
前橋国際大サイバーセンター

共愛学園前橋国際大(前橋市小屋原町)は「サイバー文明研究センター」を2025年度に開設、センター長に慶応大教授でぐんまイノベーションアワード(GIA)審査委員長の國領二郎氏、名誉センター長に「インターネットの祖父」と称されるデイビッド・ファーバー氏を招へいする。日本で国際標準のデジタル化を牽引してきた第一人者とネット界のレジェンドが活動拠点とすることになり、前橋市はデジタル分野で国内外から注目を集めそうだ。

「インターネットの祖父」も招へい

前橋国際大は2026年4月をめざし、初の理系学部となる「デジタル・グリーン学部」を新設する。

サイバー文明研究センターは新学部の設置に先立ち、文明の域まで進んでいるインターネットの光と影を研究する機関。国内では慶応大に置かれている。

國領氏は慶応大のセンター発足に尽力している。GIAの審査委員長を創設以来11年にわたり務めているほか、前橋市のデジタル田園都市国家構想アーキテクト、めぶくグラウンド取締役兼データガバナンス委員長も務め、縁が深いことから白羽の矢が立った。

▲前橋国際大サイバー文明研究センター長に就任する國領氏

ファーバー氏は1934年、米国生まれのプログラマー。1960 年代に開発したテキスト処理のためのプログラミング言語「SNOBOL」は現在でも使われている。2019年から、慶応大サイバー文明研究センターの共同センター長を務めている。

前橋国際大は前橋市がめざす「デジタル・グリーン・シティー」に歩調を合わせ、新学部「デジタル・グリーン学部デジタル・グリーン学科」を新設する。2026年4月に第1期生を受け入れる予定。

新学部には國領氏を教授に招き、学術的な研究に加え、実践的な教育指導を期待する。