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【カレーの魔力▶麵食い編】
うどんか南蛮か、鶏か豚か
2025.08.26
カレーうどんとカレー南蛮はどう違うのか。肉は豚か鶏か。ネギはタマネギか長ネギか。熱い論争が繰り広げられています。暑い夏に汗をかきつつ食べるのもいいですね。最近はつけ麺も増えてました。
暖簾を守る町の蕎麦屋さん
暖簾分けして伝統を繋げる町の蕎麦屋さん。カレーうどんは大きな財産です。田毎庵が前橋からすべて姿を消したのは寂しいですね。
カレーうどんで田毎庵と人気を二分した「島田屋本店」は一時、閉店した時期がありましたが、見事に復活、135周年を迎えています。伝統の鶏肉カレーを大事にしながら、豚肉やチーズ入りといった時代に合った新メニューも開発。夏用につけカレーも用意しています。
▲島田屋本店の豚肉のチーズカレーうどんと半ライス
市内に6店舗がある結城屋。JR前橋駅近くにある「結城屋分店」は変わり種のカレーがあります。帆立入りは刺身で食べられる新鮮なホタテの貝柱を軽く煮込み、生の食感とエキスを楽しめます。イベリコ豚カレーも味わってみてください。
▲他では食べられないホタテカレー=結城屋分店
「長寿庵支店」は市内で唯一、長寿庵の暖簾を守っています。カレー南蛮は豚肉と長ネギの組み合わせ。自家製ルウにこだわり、スパイシーでありながら出汁の効いた味わいになっています。全品、かき揚げ天がサービス。カレーにも付いてきます。
▲カレーにもかき揚げが付いてくる長寿庵支店
「歳時記」のご主人は赤城県道沿いにある名店「ささや」で長く厨房を任されていました。山菜カレーうどんは鶏肉、うずらの卵、キノコと具だくさん。ささやの味を引き継いでいます。時々、一反木綿のような幅広のうどんがおまけにありますよ。
▲「ささや」を彷彿させる歳時記の山菜カレーうどん
蕎麦はつけ麺でどうぞ
更科系の御前蕎麦専門の「石墨」。夏の人気メニューは冷やしにしん蕎麦とつけ汁のカレー南蛮です。透き通ったきれいな蕎麦に合わせるつけ汁は白いネギとミツバで彩られています。出汁にミツバの香りが加わり、さわやかな香り。気品ある一杯です。
▲気品を感じる石墨のカレー南蛮(つけ汁)
「山都庵」もつけカレーがあります。カレーうどんは1年通して出ますが、カレー蕎麦はお品書きにありません。その代わり、つけカレーは蕎麦もあり、夏場に注文する人を見かけます。こちらは和風のカレー丼も美味。セットでいかが。
▲山都庵のカレーうどんは夏も人気
進化系、個性派も続々
訪れるたびにメニューが入れ替わっているのは「うどんちゅう」。好きだった「激昂のラージャン麵」は「鶏肉の香草焼と香味野菜」に形態を変え、つけ麺も提供します。超絶辛口で前身の血を引きながら、キーマ風だった鶏肉は一口大と進化しています。
▲素揚げした野菜も付いてきます=うどんちゅう
「横綱うどん上泉店」はとにかく豚バラ肉がでかい、長い。通常の3倍あります。肉に負けじと、うどんも極太でコシが半端なく強い。こちらも、つけ汁がありますが、うどんには通常の温かい方が合う出しょう。肉汁うどんもお薦めです。
▲極太うどんと巨大な豚バラ肉はさすが横綱
※価格や商品内容、営業時間などは取材時のデータです。変更になっていることもあります。


