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めぶくPay加盟店になろう
手数料負担0、会計も楽々
2023.11.18
前橋市内で12月20日から始まる電子通貨「めぶくPay」を利用できる加盟店の募集が始まっている。既存の電子決済サービスのようにスマートフォンで買い物や食事、サービスの決済ができ、電子決済やクレジットカード決済で店側が負担する手数料がないのが最大の特長。めぶくPayの普及には利用店が多くあることが最大の条件であり、前橋市と民間会社でつくる運営会社、めぶくグラウンドはPRに力を入れている。市にぎわい商業課は11月20日から、市内の個店で申請手続きを支援する
HPから簡単に加盟店申請
前橋市中心街の北玄関、弁天通りに店を構えて95年の「花のダイモン」。4代目社長、大門隆一さんはめぶくPay公式ホームページ(HP)から加盟店申し込みフォームを開いて必要事項を記入していった。
決済事務に必要な法人番号をはじめとする会社情報、売上金入金用の銀行口座、連絡用のメールアドレスを記入。さらに、加盟店をめぶくグラウンドのHP、めぶくアプリでPRするため、営業時間や店の紹介文を書き込んでいった。
前橋市にぎわい商業課の藤井里世さんが申請に立ち会い、丁寧にアドバイスした。大門さんが店の外観や店内をスマホで撮影した画像を入力するなど一部の手続きを代行。30分程度で加盟申請が済んだ。
申し込み内容の審査が完了したら、メールで連絡があり、決済に必要なQRコードスタンドが郵送される。マニュアルに従って初期設定すれば導入完了。12月20日以降、利用できるようになる。端末の導入費ももちろん無料。
ダイモンは複数の電子決済やクレジットカードに対応している。手数料を払っているが、銀行振込でも請求書を郵送するなど手続きが煩雑で、振り込み手数料が派生。「手数料なしで決済できるめぶくPayはありがたい。地域のためになるのであれば優先して使わせてもらいます」と期待している。
目標は1700店超、市職員が申請支援
加盟店は11月17日現在で400店を超えた。前橋市は昨年、商品券で実施したプレミアムキャンペーンに参加した1700店舗を上回る加盟を目指している。
対象は前橋市内にある店舗や事業所。市内で営業許可のあるキッチンカーも加盟できる。
申請は電子申請が基本だが、紙の申請もある。
めぶくグラウンドはこれまで、プレミアムキャンペーンに参加した全店にダイレクトメールを送ったほか、説明会を開いたり、商店街や経済団体に働きかけて周知してきたが、思うように伸びていない。
このため、11月20日からは市にぎわい商業課が職人6人を各地区の個店に派遣、登録申請を手伝う。「店側の負担はなく、さまざまなキャンペーンで売り上げアップを応援する。気軽に声を掛けて」と呼び掛けている。
めぶくPay
ホームページ | https://www.mebukupay.com/ |
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