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【驚き】3日に1組がプロポーズ
群馬の最高峰で愛を告げる
2022.07.28
結婚しない人が増えている中、群馬県庁31階にあるレストランでは「プロポーズプラン」が絶好調だ。オーダーメイドの料理やプレゼント用の花束、メッセージ入りのデザートプレートなどがセット内容。昨年7月の登場以来、126組のカップルが利用。なんと3日に1組がプロポーズしている計算になる。(取材/阿部奈穂子)
群馬県一の夜景が決め手か?
プロポーズプランの仕掛け人は、群馬県庁31階にあるレストラン「ヴォレ・シーニュ」支配人の後藤恭介さん。「当店では予約を受ける際、『何かの記念日ですか』と伺います。誕生日や結婚記念日と並んで、『彼女にプロポーズしたいんです』という方が多い。それならばプロポーズにピッタリなプランを作ろうと考えました」と話す。
同店は地上123㍍と群馬県で一番空に近いレストラン。遠景には赤城山、近景には市街地の美しい夜景を望める。
料理や花束はフルカスタムで
プロポーズプランは乾杯のシャンパン、特別なフルコース料理と花束、愛の言葉をチョコペンで書いたデザートプレート、個室使用料、記念写真などが含まれて、ジャスト3万5000円。プロポーズをするのは男性からでも女性からでも良さそうだが、「いまのところ依頼主は男性が100㌫」とのこと。
当日までにスタッフが依頼主に電話やメールで「彼女の好きな料理や思い出の味は?」「贈りたい花のイメージは?」「演出の希望は?」など細かにヒアリングを行い、それを元に、一組一組フルカスタムで創り上げていく。
料理はシェフの都丸治幸さんが遊び心を発揮。「『思い出の味はたこ焼き』というカップルのために、まん丸い海鮮のクロケット(小さなコロッケ)を舟形の容器に入れてお出ししたり。『彼女が大の肉好き』というカップルには、前菜からメインまで肉尽くしのコースにしたこともあります」と都丸シェフ。
「大きな海老やアワビが食べたい」という海なし県群馬ならではの要望もあるそうだ。
デザートタイムはプロポーズタイム
プロポーズプランの大きな目的はサプライズ。当日まで相手には内緒というのがルールだ。
食事の最後のデザートタイムに、チョコペンでプロポーズの言葉が書かれたスイーツプレートが登場し、種明かしとなる。「来店時は私服で訪れ、デザートの前に中座し、用意しておいたスーツに着替える男性もいらっしゃいます」と後藤支配人。
「Will you marry me?(僕と結婚してくれませんか)」「ずっと一緒にいよう」、メッセージを見て、思わず涙する女性も多い。そこからは二人の時間。スタッフは席を外し、カップルで愛を語り合う。「これまでのところ、プロポーズ失敗というケースは一組もありません」と後藤支配人はニッコリ。〆はスタッフが記念写真を撮り、台紙に入れてプレゼントする。
レストラン「ヴォレ・シーニュ」のプロポーズプランは1週間前までに要予約。1日1組限定。「結婚したい、でも言い出せなくて」という貴方、利用してはいかがだろう。
問合せ先
レストラン「ヴォレ・シーニュ」
- お問合せはこちら
- 027-220-1600
住所 | 前橋市大手町1-1-1(群馬県庁31階) |
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