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全山冷房中、赤城山頂へようこそ
スノーピーク×前橋=「めぶく。」ランド

2022.07.10

全山冷房中、赤城山頂へようこそ
スノーピーク×前橋=「めぶく。」ランド

アウトドア総合メーカー、スノーピークの総合展覧会「LIFE EXPO 2022」が7月9、10の両日、新潟県三条市の本社に併設された「Snow Peak HEADQUATERS」で開かれた。10日のトークセッションでジンズホールディングズCEOの田中仁さんとスペースコンポ―ザー、谷川じゅんじさんが登壇。スノーピークの山井太会長と「赤城山Well-Ground構想」について、進捗状況や将来像を語り合った。

三条市の本社でトークセッション

田中さんは「昨日(9日)、鳥居峠に行ったら、午後3時で20・5度。前橋市中心街より10度以上低く、快適でしたよ」と赤城山頂部の魅力を紹介した。都心部との2拠点生活を推奨し、「おもしろい人が集まれば、いろいろな人が会いにくる。人がカギになる」と持論を展開した。

標高の高さが持つ優位性について、谷川さんも同じ意見。「暑い夏が続くので、自然の涼しさは何よりの宝物。鳥居峠からはかなりの確実で素晴らしい雲海が見えます」とPRした。

赤城山の観光振興をめぐり、群馬県はスノーピークの子会社と連携、トークではスノーピークによるグランピング施設や地元店舗を巻き込んだランドステーションの青写真が示された。進め方について、谷川さんは「闇雲に開発するのではない。手つかずの豊かな自然を守りながら楽しい空間にする。住んでいる人、働いている人、来てくれる人。縁を持った人たちが『三方良し』の仕組みを作りたい」と強調した。

▲赤城山での創生について語る山井会長

▲民間と行政の連携の重要性を強調する田中さん

ポートランド、メルボルンに続く可能性も

山井さんは前橋市街地の活性化にふれ、「デジタル化が進み、才能あるたくさんの民間の人が活躍している。ポートランド、メルボルンに続く都市になる可能性を秘めている」と指摘。谷川さんは「そのキーワードが『めぶく。』いままでにないものを自分で作ろうとするムーブメントが起きている」と同調した。

田中さんはデロイトトーマツグループの前橋進出を紹介しながら、「『前橋ってなんかおもしろそう』って価値観を見出す人が増えている。官民で力を合わせてきた結果。これからますますおもしろくなる」と「めぶく。」前橋の可能性を語った。

トークセッションには前橋市の山本龍市長も観覧、「赤城山がより輝くには赤城山を自分ごとに感じてくれる人、ご近所になってくれる人が必要。行政として最大限応援します」と話していた。

▲谷川さんは地元との協調を呼びかける

▲トークを真剣に聞く山本市長

▲多彩なイベントでにぎわったEXPO