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遊びたい
前橋八幡宮が結ぶ新たな縁
4月27日に第壱開マルシェ
2025.04.25

「第壱開 八幡良市-はちまんぐっどマルシェ」が4月27日、前橋八幡宮で開かれる。「回」ではなく「開」という文字を使っているのは、単なる物販イベントにとどまらず、「開く」「縁をつなぐ」をキーワードに地域との新たな関係構築を目指すため。小さな子供が楽しめるよう、おもちゃや塗り絵のブースも現れる。
(取材/堀口知子リポーター)
おもちゃ、ぬり絵もできる
八幡良市を企画したのは前橋八幡宮の権禰宜、小泉亙さん。「神社を日常的に“開かれた場所”として活用し、地域住民が気軽に訪れることのできる拠点へと変革させたい」と願い、仲間に呼びかけた。
前橋八幡宮周辺は昭和中期に「四と九のつく日」に市が立ち、住民の生活の中心としてにぎわっていた。当時は個人商店が多く、街中に出なくても生活必需品が揃ったが、商店が次々と閉店し自然消滅してしまった歴史がある。
マルシェ自体は今回で5回目となるが、もともとの歴史を継承し地域のにぎわいを現代によみがえらせるための一歩として企画した。

▲小泉さん
初の八幡良市には9つのブースが出展する。
国道50号を挟んで近くにある前橋プラザ元気21の「子育てひろば」は初参加。「どんなおもちゃを持っていくか、お楽しみに」と期待させる。
子供も大人も楽しめる絵葉書塗り絵、皮をピカピカになるまで磨くといった一風変わったワークショップも開かれる。
フードも充実している。台湾のルーローハン、キューバサンド、エスプレッソコーヒーやオリジナルドリンクのキッチンカーが登場する。



月1回の定期開催目指す
神社はかつて地域の中心として存在していたが、いつのまにか初詣や七五三といった特別な日に立ち寄る閉鎖された存在となっている。
八幡良市について、小泉さんは「地域住民が相談しやすい環境づくりや、神社を通じた地域内コミュニケーションの再構築にも力を入れたい。単なるイベントにとどまらない継続的な地域活性化への一手となれば」と位置付け。これまで年に1回程度だったのを、今後は月1回の定期開催へと移行する計画を進めている。

第壱開 八幡良市-はちまんぐっどマルシェ
・日時 4月27日(日)11時~16時30分
・会場 前橋八幡宮(前橋市本町2-9-21)
・入場 無料
※雨天中止