高校生が中心街を盛り上げる
14日にヤングフェスタ前橋

　ヤングフェスタを発案したのは現在、前橋高校３年生の関口凌さん。「自分たち高校生が立ち上がらなければ前橋は変わらない。ただイベントに参加するのではなく、運営者側になろう」と２年前に企画、高校の授業「探求」で１年かけて計画を練り、仲間を募り、商店街などに掛け合って実現させた。

　地域創生に関心を持つ関口さんは「一過性のイベントでなく継続したい」と１回目から後輩を巻き込んでいた。今回、実行委員長を務める前橋高校２年生の高橋伶旺さんと副委員長の北爪千理さんたちだ。
　２人とも前回は盛り上げ隊として裏方に回り、運営を学んだ。今回は企画から中心となって進め、同級生や他校の高校生に協力を呼び掛けた。

　今回のフェスタには前橋高校吹奏楽部、大道芸部、ギター・マンドリン部、前橋南高校書道部、邦楽部、勢多農林高校郷土芸能部が出演する。群馬大学医学部ジャズ研究会と小学生から社会人まで参加するダンスチーム、ZEROSENも参加。歌やダンス、漫才や隠し芸を披露する大会も開く。
　盛り上げ隊には前橋女子高校や市立前橋高校、クラーク記念国際高校などから30人が名を連ねている。

　たこ焼きや温かいスイーツ、お好み焼きなどのキッチンカーも出店する。

　高橋さんは「商店街や行政の人たちとコミュニケーションが取れ、いい経験になった。いろいろな高校の人がかかわってくれてうれしい」と満足そう。司会・進行を務める北爪さんは「明るく元気に進行し、子供からお年寄りまで多くの人に楽しんでもらいたい」と来場を呼び掛けている。

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