play

遊びたい

群馬大落研OB中心の5人 
30日、素人落語会で魅せる

2023.07.19

群馬大落研OB中心の5人  
30日、素人落語会で魅せる

猛暑を笑いで吹き飛ばそう。第2回やまたけ寄席「素人落語会」が7月30日(日)、群馬県生涯学習センターで開かれる。どんな寄席なのか? 演者の香取亭染紅(かとりていせんこう)こと、新井規之さん、都家前橋(みやこやぜんきょう)こと、竹内一夫さん、そして演出、裏方を務める劇団ザ・マルク・シアター主宰の生方保光さんに話を聞いた。(取材/柁原妙子リポーター)

5人ともに素人離れした腕前

「クオリティは彼らが県内随一だろう」と、自身も落語好きの生方さんは太鼓判を押す。

どんな演目かは当日プログラムを見るまでのお楽しみだが、滑稽噺だけに偏らずバランスをとって構成している。

5人の落語の特徴が異なるのも見どころ。香取亭染紅は正統派。豪快で声が大きくはっきり喋るので、江戸っ子が啖呵を切るようなかけ合いが得意。

▲香取亭染紅こと、新井さん

都家前橋は自分が面白いと思ったことをどんどんやるタイプで、独自のクスグリ(落語のちょっとしたギャグのこと)を入れたり、オチを変えたりすることも。これは、なんでもありの素人だからできることだそうだ。

▲都家前橋こと、竹内さん

紅一点の上州亭香鈴(じょうしゅうていかおりん)は華やかで、見ている人が明るい気持ちに。子どもが出てくる噺を可愛らしく演じるのが得意。

今回、大ネタ(長い噺)を披露するのは嵐屋大三治(あらしやだいさんじ)。初登場の愛志亭朝台(あいしていちょうだい)はめったに聞けない珍しい噺に挑戦。新井さんいわく、「いい意味でクセになる不気味さが味わえる」とのこと。

▲5人で演じる

始まりは居酒屋

主催の「やまたけ寄席」は、前橋市中心街で落語好きが集まる居酒屋「酔処やまたけ」の店主が2003年に立ち上げ、県内で若手の落語家を応援する落語会などを開いている。

その居酒屋で生方さんと竹内さんらが「落語会をやろう」と盛り上がり、5年前に実現したのが素人落語会の始まり。

今年から正式に、「やまたけ寄席」と銘打った素人落語会を開き始め、今回はその第2回目。演者は群馬大落研OBが4人で、香鈴は中央大落研OG。5人全員が地方公務員、医師など、堅い職業に就いている点も驚きだ。

入場無料。落語好きはぜひ出かけてみてはいかがだろう。

▲演出、裏方の生方さん

第2回やまたけ寄席 素人落語会

日時 7月30日(日)

開場13時

開演13時30分

(終演15時30分)

場所 群馬県生涯学習センター多目的ホール

入場料 無料 先着300名

問合せ yamatakeama@googlegroups.com