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前橋市民吹奏楽団が4年ぶりミュージックホリデー 
前橋南高書道部とコラボ

2023.05.22

前橋市民吹奏楽団が4年ぶりミュージックホリデー 
前橋南高書道部とコラボ

前橋市民吹奏楽団による演奏会「ミュージックホリデー」が6月4日13時から、前橋プラザ元気21の1階にぎわいホールで開かれる。毎年春に行われていたが、コロナの影響で4年ぶりの開催。前橋南高書道部も出演し、音楽と書道のコラボレーションとなる。実行委員長の吉澤祐人さんと南高書道部3年の4人に、演奏会に込めた思いを聞いた。(取材/柁原妙子リポーター)

テーマは「Re」

前橋市民吹奏楽団は1985(昭和60)年に創設され、市内吹奏楽団の中で最も歴史がある。18歳から50代後半までの幅広い年齢層の団員で構成され、今回は51人で演奏する。

音楽を通して人と人が繋がりを生み出すものにしたい、コロナ禍で出来なかったいろいろな活動を取り戻したいと、演奏会のテーマは “再び” という意味を持つ接頭語「Re」とした。演奏する全ての曲にreborn、restartなど「re」で始まる単語の意味を当てはめ、往年の吹奏楽オリジナル曲や映画音楽、アニメソングなどを披露する。

▲練習に力が入る団員たち

一番の見どころは最後の「We Are The World」で、南高書道部と共演。「この曲の持つ意味『relate=繋がり』には、再始動する当楽団と今後も繋がってほしい、この演奏会を通じて観客自身が音楽や吹奏楽と繋がるきっかけにしてほしい、という願いを込めました」と吉澤さん。

南高書道部との繋がりはなかったが、市内で書道パフォーマンスをしている団体を探したところ同部がヒット。ミュージックホリデーの再スタートを切るにあたり「エネルギーのあることを取り入れたい」と連絡を取り、快諾を得た。

▲団長の中里泰登さん(写真左)と実行委員長の吉澤さん

夢に見た舞台へのキップが舞い込んだ

前橋市民吹奏楽団から南高書道部へのオファーは今年に入ってすぐのこと。当時の部員は現3年の4人だけだったが、「憧れだった公共での披露が叶うと思うと、本当にうれしいのひと言でした」と部長の平沢美波さんは声を弾ませた。

パフォーマンスは曲のテーマの「繋がり」を念頭に部員全員で話し合って創り上げ、縦3㍍×横4㍍の用紙の上で3年の平沢さん、茂木京那(あづな)さん、中川莉沙さん、田村和歌菜さんが演じる。「繋がりと感謝の気持ちを表現した」「文字の配置で過去と未来を表した」などと4人は解説。演奏とパフォーマンスの両方を楽しめるよう、静かに字を書く演出に。実際に音楽を流してどのタイミングでどこを書き始めるか、山場の大筆をどこでどう見せるかなどを練った。

「机に向かって字を書くだけではない書道の魅力を、ぜひ多くの人に知ってほしい」と胸を高鳴らせる彼女たち。袴姿での熱演に期待が膨らむ。

 

▲書道パフォーマンスを繰り広げる

▲写真左から、茂木さん、田村さん、平沢さん、中川さん

前橋市民吹奏楽団 第15回ミュージックホリデー「Re」
日時:6/4(日)13時開演
会場:前橋プラザ元気21  1階 にぎわいホール
入場料:無料
曲目
・「アルヴァマー序曲」
・「Remember Me」
・「リトル・マーメイド・メドレー」
・「アンパンマンのマーチ」
・「We Are The World」ほか