【体験ルポ】100匹のかわいい動物たちと触れ合える　
総合アニマルカフェへ行ってきました

かつて高級中華料理店だった大きな店舗をリノベーションし、2018年に開店した「マシュマロパンダ」。店内はイヌ、は虫類、ネズミ、ネコ、フクロウ、小動物と6つのゾーンで構成されている。触れ合いを楽しめる屋内動物園といった感じだ。

受付で料金を払ってから中に入るシステム。いきなり、正面にいる3羽のフクロウと目が合った。まん丸い瞳でじっとこちらを見つめている。隣りの部屋からはイヌの元気な鳴き声が響く。

オーナーの井上沙織さんは前橋市出身。8年間、大阪でハリネズミのブリーダーとして働いたのち、「気軽に触って動物たちの魅力を感じられるアニマルカフェをつくろう」と故郷に戻って来た。

店内に暮らす約100匹（羽）のほとんどは自家繁殖した動物たち。「生態を知り尽くしているので、動物ごとに温度や湿度、日当たりなど心地よい環境を作っています。動物と人が幸せになるお手伝いをしたい」と井上さん。

す子どもたちに人気は、は虫類コーナー。水槽に☆のマークが付いた生物は触ることができる。「ボールパイソンを首に巻いて写真、撮ってみますか」と提案されたが、「すみません、ヘビ、怖くて」とご辞退。

ピンク色がチャーミングなフトアゴヒゲトカゲを恐る恐る触らせてもらった。赤ちゃんみたいな小さな爪がカワイイ。急に愛着が湧いてきた。

カフェで一番広いスペースはネココーナー。3面に窓がある20畳ほどの空間に、9匹のネコがゆったり過ごしている。人が来ると一斉に足元へ。「ネコってこんなに人懐こい動物だったっけ？」と驚きつつ、ツヤツヤな毛並みをなでまくる。癒されるなあ。

ネズミコーナーではモルモットやハムスター、パンダマウスを抱っこできる。

缶入りのドリンクと袋菓子の用意もあるので、店内の椅子に座って食べたり飲んだり。1時間の利用で申し込んだが、動物たちがあまりにもカワイくて、もう1時間延長することに。

県内外から多くの動物好きが訪れるのも納得。心が疲れたとき、立ち寄ってみてはどうだろう。