地球温暖化、環境の危機に警鐘鳴らす
「小原玲　最後の伝言」３月12日から写
真展

動物写真家、小原玲さんの写真展「最後の伝言」が３月12日から、JR前橋駅前のアクエル前橋で開かれる。報道写真家、動物写真家として活躍し、昨年11月に急逝した小原氏が地球温暖化や地域の環境危機に警鐘を鳴らす「伝道師」となった功績を伝える。本格的に撮り始めた高校時代やスクープを連発した報道写真家時代の作品を含め100点展示する。

写真展は小原氏の高校時代の同期でつくる「前橋高54会」の有志が企画した。有志の寄付に加え、小原氏の写真に勇気づけられた人、癒された人からも支援を受け、多くの人の力による写真展にしようと、クラウドファンディングを実施する。

小原氏は高校時代に出版社の全国写真コンテストでグランプリに輝き、写真家となることを決意した。写真週刊誌「フライデー」のエースとして、天安門事件の写真など数々のスクープ写真を撮った。動物写真家に転じてからは、アザラシの赤ちゃんなどの写真を発表。地球温暖化の影響が深刻な状況にあることを、かわいらしい写真で訴えてきた。