ミシュランガイド東京で2つ星のフランス料理レストラン「フロリレージュ」のオーナーシェフ・川手寛康氏を招いた1日限りの美食の饗宴「フロリレージュatシロイヤ」が8月31日、白井屋ホテル「ザ・レストラン」で開かれた。
群馬は海のない京都。食材の宝庫
群馬県産の食材をふんだんに使ったコースがランチ、ディナー合わせて約20人に振る舞われた。
前橋市のチーズ工房「スリーブラウン」の白カビ熟成チーズや「ヒュッテハヤシ」の福豚、嬬恋村で養殖されたスッポン、太田市のマンゴーなど、食材は県内産。「群馬は海の無い京都という感じ。面白い食材にあふれている」と川手シェフは言う。
6種類のノンアルコールドリンクも好評
料理は川手シェフと子弟関係にある「ザ・レストラン」の片山ひろシェフが同じ厨房に立ち、協力して作り上げた。また、6種類のノンアルコールドリンクのペアリングも提供。
川手シェフは都内やフランスで修業した後、3つ星レストラン「カンテサンス」でスーシェフを務め、2009年、フロリレージュを開店した。2018年には「アジアのベストレストラン」で3位に輝いている。
![フロリレージュatシロイヤ](https://mebuku.city/websys/wp-content/uploads/2022/04/s-01-750x741.jpg)
客席を見渡し、最終的な打ち合わせをする川手シェフ(写真右)と片山シェフ
![フロリレージュatシロイヤ](https://mebuku.city/websys/wp-content/uploads/2022/04/s-02-750x741.jpg)
メニューには食材の名称のみ。それが白井屋ホテル「ザ・レストラン」流だ
![フロリレージュatシロイヤ](https://mebuku.city/websys/wp-content/uploads/2022/04/s-03-750x741.jpg)
スリーブラウンの白カビ熟成チーズの上に、赤城牛、ベシャメルソースとチーズたっぷりのパンをのせたクロックムッシュ風
![フロリレージュatシロイヤ](https://mebuku.city/websys/wp-content/uploads/2022/04/s-04-750x741.jpg)
一夜干しのアユを炭焼きにし、ナスのピューレと合わせる手間ひまかけた一品。上にのっているのはナスの皮のシート
![フロリレージュatシロイヤ](https://mebuku.city/websys/wp-content/uploads/2022/04/s-05-750x741.jpg)
師匠と同じキッチンに立ち、「スピード感が違う。動きが違う。心地よい緊張感を感じました」という片山シェフ
![フロリレージュatシロイヤ](https://mebuku.city/websys/wp-content/uploads/2022/04/s-06-750x741.jpg)
料理で出た端材を使い紅茶と合わせたサステナブルドリンク。微妙な味の調整はソムリエの児島由光さんの仕事
![フロリレージュatシロイヤ](https://mebuku.city/websys/wp-content/uploads/2022/04/s-07-750x741.jpg)
メインディッシュは福豚の骨付きロース。熟成させ、ワラの香りをつけながら香ばしく焼き上げる
![フロリレージュatシロイヤ](https://mebuku.city/websys/wp-content/uploads/2022/04/s-08-750x741.jpg)
川手シェフの店「フロリレージュ」の夏の定番デザート。赤シソとカカオマスのムース。まるでルビーのような美しさだ
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