interview
聞きたい
【聞きたいマサ小浜さん1▶︎】
ファーストアルバムが好評
グラミー賞3回獲得に貢献
2022.07.01
音楽界最高の栄誉とされるグラミー賞。2021年を含め3回受賞した米国アーティストにギターで貢献したマサ小浜さん。コロナ禍で活動が制限される中、初めてのアルバムを製作した
―コロナ禍で大規模な公演ができず、ミュージシャンは大変な状況にありました。
「たくさんの方が集まるホール、アリーナ、会場で演奏する事を生業にしているため、かなりのダメージを受けました。
でも、そんな中でも試行錯誤して頑張っているミュージシャンやアーティストの姿を見ると、自分も頑張らねばと肝に命じます。
たくさんキャンセルされましたが、無事に開催された公演は演奏させていただけることに本当に感謝しながらギターを弾きました」
―どんな活動をしていましたか。
「ラッキーなこともありました。いままで自分名義のアルバムが一枚もありませんでした。エグゼクティブプロデューサーとしてカリスマ着物デザイナー、紫藤尚世さんのお力添えで初の自分のアルバムを作ることができました。
『MASA’S FIRST TAKE』です。ぜひ聴いてください」
―音楽界最高峰の栄誉とされるグラミー賞を3回獲得したファンタスティック・ネグリードの作品にすべて参加しています。
「ネグリードさんとは1994年からずっと一緒に音楽をやっており、何百という様々な楽曲をレコーディングしてきました。
2016年に出たアルバムが海外の評論家から評判がよく、そのアルバムがグラミー。そして2年後の次のアルバムもグラミー、その2年後の昨年のアルバムもグラミーと何とも信じがたいです。
でも、そんなアルバムたちにギターでたくさん貢献できてうれしかったですね」
―多彩な才能を持つミュージシャンと共演しています。影響を受けましたか。
「はい、多くの方に影響を受けました。桑田佳祐さんは本当に天才です。日本のメインストリーム音楽に、うまくアメリカ音楽の美味しい要素を取り入れたり、歌詞の乗せ方なんかも斬新です。
アメリカではTOTOのギタリストであり、ピカイチのスタジオミュージシャンでもあったスティーブ・ルカサー。派手なロックからR&Bテイストのプレーまで、すべてが素晴らしいです」
まさ・こはま
前橋二中―前橋高―青山学院大卒。
1990年代から2000年代半ばにかけてロサンゼルスで活動、5人目のビートルズと呼ばれるビリー・プレストンやスティービー・ワンダーらと共演した。
東京へ拠点を移し、EXILE、AI、矢沢永吉らのレコーディングやライブに参加している。2021年1月、『MASA’S FIRST TAKE』をリリースした。