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「市長ラジオ」4月開始
前橋市、ラジオ関連予算1900万円

2026.03.09

「市長ラジオ」4月開始
前橋市、ラジオ関連予算1900万円

 前橋市は小川晶市長が出演する「まえばし市長ラジオ(仮称)」を4月から、FMラジオ局「まえばしラジオ」で開始する。市長をはじめ市職員が市の施策を発信する。市は2026年度一般会計当初予算案に396万円を計上している。

まえばしラジオで市政発信

 前橋市広報ブランド戦略課によると、番組は4月から毎月1回、15分間放送する。曜日や時間は調整中。同じ内容の番組を複数回、再放送する。

 新たな番組を始める理由について、「いろいろな媒体で市政情報を発信していきたい。その部分を強化していく一つとして、市長にも出演していただくラジオ番組を持ちたい」と説明する。

▲一般会計当初予算案を説明する小川市長

 前橋市はすでに、まえばしラジオに4系統の番組を提供している。

 「まえばし情報ステーション」は毎週月曜と火曜の朝と夜、各5分間放送、広報まえばしに掲載された情報を中心に伝えている。

 「市民・職員等参加番組」として、「まえばし健康タイム」、「地元のスポーツ(ジモスポ)」、「子育て応援歌」など14の番組を木曜と土曜に放送。外国語番組「CITY TOPICS」は英語、中国語、ポルトガル語、ベトナム語で放送している。

 このほか、防災ラジオは大規模地震や火災、風水害の発生・避難情報や犯罪者の逃亡に関する情報、行方不明者の発見の呼びかけにあたっている。

 これらの番組は2026年度も継続の予定で、前橋市は当初予算案に以下の項目を計上している。

 ①まえばし情報ステーション(274万6000円)、②市民・職員等参加番組(419万8000円)、③外国語番組(157万4000円)、④防災ラジオ(651万1000円)

 合計で1502万9000円となり、新番組を合わせると1898万9000円に達する。

FM「まえばしラジオ」関連予算
(2026年度当初予算案)

項目 金額
まえばし市長ラジオ(仮称) 396万円
まえばし情報ステーション 274万6000円
市民・職員等参加番組 419万8000円
外国語番組 157万4000円
防災ラジオ 651万1000円
合計 1898万9000円

 開会中の前橋市議会第1回定例会では、新番組の必要性を疑問視する声も出ている。

 市議の1人は「市民に情報発信することには賛成だが、一つのメディアに集中している。わざわざ新しい番組を作らなくても、既存の番組に市長が出演すればいい。費用対効果も検証すべきだ」と指摘する。

市民対話集会を主催、運営

 まえばしラジオを運営する「まえばしCITYエフエム」を巡っては、過去に小川市長との関係が話題になった。

 同社は2025年11月、小川晶市長が既婚の市男性職員(退職)と複数回にわたりラブホテルで密会していた問題を受け、市民に説明する場として開かれた「市民と市長の公開対話集会」を主催、会場費などの経費を全額負担した。

 同社を主催者にした理由について、小川市長は「報道機関の中立的な立場で透明性を持って開催していただける」と説明、前橋市と同社との間で資本関係はなく、同社の幹部に小川市長の支援者や後援会員、個人的な関係がある人物はいないと明言した。

 集会の経費について、同社は「公開できない」と明らかにしていない。

 会場のグリーンドーム前橋サブイベントエリアの利用料金は2日間で計15万程度。会場設営や運営にかかる人件費を含めた総費用は一定額に上がるとみられる。

▲まえばしラジオのスタジオ

 まえばしラジオは前橋市が所有する前橋プラザ元気21の1階に常設スタジオを持ち、ここから放送している。賃料は年間15万7040円とかなりの低額に抑えられている。