interview
聞きたい
前橋市長選でオンライン対話
立候補予定の3氏が政策語る
2026.01.03
前橋市長選(1月5日告示、12日投開票)に立候補を予定している3人と市民とのオンラインでの公開対話「前橋100% 市民と政策を語る公開対話」が1月3日開かれた。子育て問題をはじめ3つのテーマで公約に盛り込む自論を展開、寄せられた質問に答えた。
「子供と教育」など3テーマ
公開対話に出席したのは前市長の小川晶氏(43)、元市議の店橋四津子氏(64)、弁護士の丸山彬氏(40)の3氏(抽選順)。
①子供と教育②働く人の応援③シニアの生きがい-の3つのテーマについて、各出席者がメッセージを送りチャットからの質問に回答。最後に「未来への約束」と題して抱負を語った。
小川氏 「いじめダメ」のメッセージを
店橋氏 教員増やし全小中校30人学級
丸山氏 子育て中の経験から具体策提案
「子供と教育」に関して、小川氏は市長在任時に最優先で取り組んできたと強調、給食費の無償化をはじめとする実績を挙げた。いじめをめぐっては市長を辞職する原因になった問題に触れ、「バッシング、誹謗中傷につらい体験をした。いじめはダメというメッセージを大人がしっかり出さないと」と訴えた。
▲小川晶氏
店橋氏は「18歳までの医療費無料化運動を30年、給食費無償化運動を10年以上続けてきた」と実績を披露した。3歳児未満の保育料無料化、正規教員を増やしての小中学校30人学級の実現、返済不要の奨学金制度創設を挙げ、財源は国が担う給食費無償化によって浮く8億円の活用を提案した。
▲店橋世津子氏
丸山氏は1歳と4歳の娘を子育て中の経験から、出産前後の切れ目のない支援の重要性を指摘した。具体策として不妊治療のケア、病児保育の充実を挙げた。教育面では画一的な教育からの脱却を主張、学校に職業体験や地域体験といった多様な学びができる機能を創設、3年間で全校に展開する計画を示した。
▲丸山彬氏
店橋氏 ハラスメント防止条約を
丸山氏 再チャレンジできる文化
小川氏 子育てと介護の両立支援
「働く人の応援」で、店橋氏は①企業、労働組合と連携したハラスメント防止条約の制定②県の賃上げ支援策の上乗せ③ケア労働者の待遇改善④住宅リフォーム、商店リニューアルの助成制度拡充⑤農業者の所得・価格補償-の5項目を提示した。
丸山氏は働く人が夢を持てない現状を問題視し、チャレンジを促進する環境づくりを重視した。副業や起業に前向きな姿勢を示し、「失敗しても今日できる文化を前橋に作っていきたい」と再チャレンジができる態勢の整備の必要性を訴えた。
小川氏は子育てと介護の両立支援として、休日保育や病児保育と言った保育サービスの充実を重視した。賃金アップでは店橋氏と同様に県の支援金への上乗せに言及するとともに、既存の大学プラットフォームを活用したリカレント教育の推進も提案した。
丸山氏 学校ハブに世代間交流
小川氏 自治会活動の負担軽減
店橋氏 空き家でシニア食堂を
「シニアの生きがい」については3氏とも公共交通の充実、居場所づくりの必要性で認識が一致した。
丸山氏は小中学校をハブとした世代間交流の場や民間との連携による魅力的な公園整備を提案した。
小川氏は高齢者が集う公民館の修繕・設備更新、自治会活動の負担軽減を課題として挙げた。
店橋氏は空き家を活用したシニア食堂の設置、加齢性難聴対策の充実が求められると訴えた。
アーカイブ配信で視聴
公開対話は市民の意見を収集、解析し政策の最適化につなげる取り組み「自治体100%運動」を全国で展開している「AI国王」こと斎藤潤さんが企画。元前橋市の山本龍氏が協力、視聴者からの質問をまとめた。
▲「AI国王」こと斎藤潤さん
▲山本龍氏
公開対話の模様はアーカイブ配信があり、こちらから視聴できる。


