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鈴木貫太郎を大河ドラマに
「実現する会」10月に発会式

2025.09.21

鈴木貫太郎を大河ドラマに
「実現する会」10月に発会式

 太平洋戦争を終戦に導き日本に平和をもたらせた前橋市ゆかりの首相を国民に周知するため、「大河ドラマ『鈴木貫太郎』を実現する会」が10月15日に誕生、昌賢学園まえばしホール(前橋市民文化会館)で発会式を開く。式後、ノンフィクション作家の保阪正康さんが「救国の宰相・鈴木貫太郎」と題して記念公演する。

会長に三村氏が就任へ

▲海軍時代の鈴木貫太郎

▲侍従長時代の鈴木貫太郎

 会長には前橋市出身の日本商工会議所名誉会頭、三村明夫氏が就任、前橋商工会議所の金子昌彦会頭と野田市、大阪府堺市、足利市の各商工会議所会頭が副会長を務める予定。前橋鈴木貫太郎顕彰会の腰高博会長が事務局長となり、民間主導で発足しながら4自治体にも協力を求めていく。

▲大河実現する会に会長に就任予定の三村氏

 発会式では役員人事に加え、大河ドラマ実現の機運を盛り上げるため、サミットや講演会といった事業計画を承認する。

保阪正康さん記念公演

▲記念講演する保阪さん

 講演する保阪さんは編集者を経て、1972年に作家としてデビュー、昭和史の研究者として多数の著書を出している。前橋鈴木貫太郎顕彰会のチーフアドバイザー。保阪さんの父親は七日市藩の家老の家系で富岡市に生まれた。

鈴木貫太郎(すずき・かんたろう)

 1868年、和泉国伏尾(現大阪府堺市)に関宿藩(千葉県野田市関宿町)の藩士の子として生まれる。千葉県から前橋に移り、厩橋学校(現前橋市立桃井小学校)、群馬県中学校(現群馬県立前橋高等学校)で学んだ。海軍兵学校に進み、日清、日露戦争に従軍。連合艦隊司令長官などを歴任後、侍従長として昭和天皇に仕えた。1936年の二・二六事件で銃撃されたが一命を取り留める。1945年4月、首相に就任、同年8月、ポツダム宣言を受諾した。1948年、関宿町の自宅で死去する。享年81。

大河ドラマ「鈴木貫太郎」を実現する会-発会式・記念講演会-

メールアドレス kantarou.heiwa@gmail,com
・日時 2025年10月15日(水)
発会式13時30分~、記念公演14時30分~
・会場 昌賢学園まえばしホール(前橋市民文化会館)小ホール
・入場 無料、事前予約不要、先着順
・主催 前橋鈴木貫太郎顕彰会