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最果タヒをイッキ読み
朔太郎賞の受賞作43篇朗読

2025.09.10

最果タヒをイッキ読み
朔太郎賞の受賞作43篇朗読

 萩原朔太郎賞を昨年受賞した最果タヒさんの企画展が9月21日まで、前橋文学館で開かれている。最終日を盛り上げようと、特別館長の萩原朔美さんをはじめとする17人が受賞作『恋と誤解された夕焼け』に収録された全43篇を朗読する。

前橋文学館で9月21日

 朗読会は「『恋と誤解された夕焼け』全43篇イッキ読み‼」と題して、受賞作をすべて読み上げる。

 萩原さんのほか、前橋文学館友の会の会員、劇団員、詩人が参加する。

 一般の参加者は定員80人。参加希望者は事前に予約する。参加費は無料だが、当日有効の展示観覧券(700円、高校生以下無料)が必要。小学生以下は保護者同伴での参加となる。

最果さんの世界 多彩に表現

▲最果さんの企画展の一部

 最果タヒさんは素顔、経歴、出身地を明かさず、スマホで詩を書く。小説やエッセイ、翻訳にも才能を発揮、映画から広告、音楽、アートまで縦横無尽にジャンルを横断し、あらゆる場所で詩の可能性を開花させている。

 企画展では受賞作『恋と誤解された夕焼け』や書き下ろしの新作を含む詩のインスタレーションで空間を埋め尽くしている。

▲高校生による朗読会

 関連イベントとして、初日の6月7日に前橋市内の4高校の演劇部や放送部の部員による朗読会を開いたほか、8月24日には俳優の青柳いづみさんを招いた朗読会を開いている。

▲朗読する青柳さん

朗読会「『恋と誤解された夕焼け』全43篇イッキ読み‼」

お問合せはこちら
027-235-8011
・日時 2025年9月21日(日)
14時開演
・会場 前橋文学館3階ホール
・定員 80人