バイオリンと詩のコラボ
朗読に合わせて成田さん演奏

　バイオリンは前橋箱田中の卒業生で、国際的に活躍する成田達輝さん。都内に進学した高校時代も前橋市の実家から通い、高校を卒業した2010年からパリに留学。在学中の2012年、エリザベート王妃国際音楽コンクールで第２位となり注目を集めた。圧倒的なテクニックと多彩な表現力でファンが多い。

　詩の朗読は前橋文学館特別館長、萩原朔美さん、あかぎ団の磯干彩香さん、俳優、林健樹さん、芽部代表の詩人、新井隆人さんの４人。

　朔太郎をはじめ、萩原恭次郎、山村暮鳥、大手拓次、平井晩村といった群馬ゆかりの詩人の詩を朗読する。BOOK FESに合わせて、エグゼクティブ・プロデューサーを務める糸井重里さんの詩も読み上げる。

　成田さんは詩の朗読に合わせて即興でバイオリンを弾くほか、詩と詩の合間にも場面を繋ぐように優しい音色を奏でる。

　成田さんは自身のX（旧ツイッター）で、「来週末の前橋文学館の、詩の朗読との即興演奏に向けて、萩原朔太郎の詩「利根の松原」に断片的な音楽を纏わせている」とつぶやいている。