interview
聞きたい
【私の一冊】『十年屋』
あかぎ団 じゅじゅさん
2024.11.16
夢中になって読みふけった本、人生を変えた本、窮地を救ってくれた本、一生大切にしたい本etc. ご当地アイドル「あかぎ団」でメンバー一の読書家、じゅじゅさんにとっておきの1冊を聞きました。
いま大切なモノをしっかり持つ
―『十年屋』はどんな本ですか。
大切なモノや思い出を10年間は傷をつけずに保存しておきます、という十年屋を舞台にしたお話です。10年経ったあと、そのモノや思い出が要る人もいれば、要らなくなる人もいます。さまざまなお客さんのストーリーが展開されます。
―この作品から何を学びましたか。
大事なモノは永遠に残るということです。過去は変えられないので、いま、大切なモノをしっかり持っておくことは重要だなあと。またその後、それを捨てるのか持ち続けるのか決断することも大切だと思いました。
ーあかぎ団の活動にリンクしますね。
はい。あかぎ団は私にとっていま、最も大切なモノです。5歳のときにあかぎ団を知り、6歳で入団しました。幼いながらに決断した、昔の自分を褒めてあげたいです(笑)
断然、紙派です
―本をよく読まれるそうですね。
はい。活字が好きです。小学生の頃は図書館に毎日通って、1日1冊読んでいました。いまはいろいろ忙しくなってきたので、週1回になりました。読書感想文を書くのも好きで、学校の課題は原稿用紙3枚だったのに、感想があり過ぎて5枚書いたこともあります。
―本のジャンルではどんなものが好きですか。
小説です。小学4年のときに、友達に勧められて初めて小説を読んだのですが、自分でその世界を想像する楽しさに惹かれました。どちらかというと現実味のない、ファンタジックな小説が好きです。
ー電子書籍は読みますか?
いいえ。私は断然、紙派。自分でページをめくる作業が好きなんです。次のページに何が書いてあるんだろうと、ワクワクします。
『十年屋』
著者 廣島玲子
発行 静山社