interview
聞きたい
音楽で能登を支えよう
10日、前橋市民吹奏楽団がチャリティーコンサート
2024.03.05
前橋市民吹奏楽団による能登震災復興支援チャリティーコンサートが3月10日14時から、前橋プラザ元気21の1階にぎわいホールで開かれる。団の有志で結成したアンサンブルによる演奏会で、入場は無料。募金箱を13時から設置し、集まった寄付金は前橋市市民協働課を通じ、日本赤十字社へ送られる。「たくさんの人に聴きに来てほしい。賛同してくれる方は募金箱への寄付を」と呼びかけている。(取材/柁原妙子リポーター)
幅広く20曲以上を演奏
演奏を披露するのは、フルートとオーボエ、クラリネットによる木管三重奏、クラリネット四重奏、サクソフォン五重奏、ホルン四重奏、トロンボーン四重奏、トロンボーンとユーフォニアムによる金管三重奏、鍵盤打楽器を中心とする打楽器五重奏。
この7組で、全20曲以上を演奏する。あらゆる年代が楽しめるように、「東京ブギウギ」や「千と千尋の神隠し」、他にディズニー、クラシックなど、様々なジャンルから選曲した。
アンサンブル形式のみのコンサートは楽団としては久しぶりの開催となるが、出演者を募ったところ、予想以上の人数になったという。
このアンサンブルの練習は、楽団の練習日には演奏会に向けたフルバンドの練習をしているため、それとは別の日に、各チームで自主的に場所を確保して行なっている。
音楽で、励ましの輪よ広がれ
「今回の企画は、1月下旬の広報係の会議中に『元日に起きた能登半島地震の被災地の支援に、団として何かできないものか』と話題に上ったことがきっかけで実現に至りました」と入団10年になる副団長の田村咲恵さん。演奏活動係長と広報係も兼務している。
同楽団がチャリティーコンサートを開くのは今回が初めて。寄付されたお金の送金方法などを係で十分協議した。
田村さんは、「来てくださったお客さんが少しでも前向きな気持ちになれたり、心が癒せる時間を過ごしていただけたら。そして、小さな力かもしれませんが、群馬から能登半島へ元気を届けられたら良いなと願っています」と期待を込める。
生の演奏を楽しみたい人、能登支援に何かしたいと思っている人、ぜひ足を運んでみては。
前橋市民吹奏楽団メンバーによる
能登半島地震復興チャリティーコンサート
日時:3月10日(日)14時開演
会場:前橋プラザ元気21 1階 にぎわいホール
入場料:無料(募金箱は13時から設置)
曲目:「東京ブギウギ」「ドレミの歌」「千と千尋の神隠し」より 「星に願いを」「主よ、人の望みの喜びよ」ほか