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11月4日、彩葉吹奏楽団初の「彩り音楽祭」
平均年齢25歳、若さ弾ける

2023.10.24

11月4日、彩葉吹奏楽団初の「彩り音楽祭」 
平均年齢25歳、若さ弾ける

創団3年目の彩葉吹奏楽団が、11月4日(土)14時から前橋プラザ元気21の1階にぎわいホールで、アンサンブル主体の演奏会を初めて開催する。団員同士で組んだアンサンブルチーム6団体が全10曲を演奏。実行委員長の吉田龍星さんに演奏会への思い、団長の加藤佑弥さんに創団の経緯などを聞いた。(取材/柁原妙子リポーター)

さまざまなアンサンブルで彩る

「テーマは『彩り』。チームごとに全く異なるカラーを楽しんで欲しい」と実行委員長の吉田さん。楽団の魅力をもっと広く伝えたいとの思いから、定期演奏会とは違う「彩り音楽祭」を初めて企画した。

第一部はクラシックステージ。フルート三重奏、クラリネット三重奏の2チームが、11月26日に中之条で開催されるアンサンブルコンテストで演奏する曲を披露。

第二部は、Jポップを金管五重奏、ジブリ作品の曲を吉田さんのユーフォニアムと他にテューバ、ファゴット、弦バスという珍しい編成の四重奏で。アニメソングをサックス四重奏、童謡と歌謡曲を木管五重奏がそれぞれ演奏。幅広い世代が楽しめる曲を取り揃えた。

第三部では、アンサンブルに登場した団員の他に2名が加わった26名で「見上げてごらん夜の星を」を合奏する。

 

▲団長の加藤佑弥さん(写真左)と実行委員長の吉田龍星さん

進取の気概あふれる若い楽団

テューバ担当、団長の加藤さんは「創団して3年目、団員は平均年齢25歳。若さが魅力の楽団です」と語る。

加藤さんは15年前、前橋商業高吹奏楽部に入部。当時の顧問、稲毛信哉先生から音楽に対する姿勢や人間性の薫陶を受けた。

卒業後10年程経った頃、「もう一度皆んなで音楽を創り上げることを楽しめる機会を得たい」と、2020年1月に稲毛先生に相談し、創団を決意。同時に団の指揮者の快諾を得て、3月から準備を開始。11月には10数名での結成に至った。

現在は休団者を含め57名の大所帯だ。

▲稲毛先生が指揮をする

部活動の地域移行が進んだ際の受け皿を担えるよう、中学生や高校生も入団できる体制を整備。今回は出演しないが、実際に中学生1名、高校生2名が所属して活動している。

今年度の吹奏楽コンクールには団として3回目の出場で一般の部の県代表という優秀な成績を収め、西関東大会へ進出した。

フレッシュかつ実力も確か。演奏会は入場無料で楽しめる。

▲音楽でつながる若い仲間たち

彩葉吹奏楽団 彩り音楽祭
日時:11月 4日(土)14時開演
会場:前橋プラザ元気21  1階 にぎわいホール
入場料:無料
曲目
・碧い月の神話
・アイドル
・「千と千尋の神隠し」メドレー
・ふるさと変奏曲
・ウィーアー!  ほか