interview

聞きたい

母・葉子さんが書いた『父・萩原朔太郎』
萩原朔美さん夫妻が朗読

2023.06.30

母・葉子さんが書いた『父・萩原朔太郎』
萩原朔美さん夫妻が朗読

作家の萩原葉子さんが書いた『父・萩原朔太郎』を萩原朔美さんが朗読する「文学をこえにのせて」が7月1日、前橋文学館で開かれる。母親が見た不世出の詩人である祖父の素顔を孫が語る企画。葉子さんの命日に合わせて、前橋文学館友の会が主催する。

▲萩原朔太郎

お酒を飲むと、たあいない子供に…

『父・萩原朔太郎』は1959年に萩原葉子さんが上梓した文壇デビュー作。口語自由詩を確立した偉大な詩人の日常生活を綴っている。

「父はお酒を飲むと、まるでたあいない子供になってしまう。そして酔ってくると、次第にお酒をびしゃびしゃお膳にこぼしはじめ、それにつれてお菜を、膝の上から畳の上一面にこぼすのだった」など、『月に吠える』で時代の寵児となった朔太郎を間近で見てきた葉子さんしか知らない話が出てくる。

2005年7月1日に84歳でなくなった葉子さんを偲んで友の会が昨年開き、好評だったことから今年も企画した。

▲萩原葉子さん

「読みたくなかった」と言う母親の小説を初めて朔美さんが手にしたのは三好達治を描き昨年、映画化された『天上の花』。映画に三好役で出演した東出昌大さんとの対談では「これが実に上手い。『男心が分かるの、この女って(笑)』。びっくりしましたね。母親がこういうの書くって」と話している。

▲朗読する萩原朔美さん。後ろはピアノの山屋寿徳さん(写真は前橋文学館提供)

朗読は朔美さんと妻で東京アナウンス学院講師の玲子さん。山屋寿徳さんがピアノ演奏する。

開演は13時30分(13時開場)。観覧無料。当日、文学館で受け付ける。