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ピッツェリア ダ マキ
二冠の黄金ピッツァ

2026.06.06

王者の一枚を確かめに

 5月に前橋市で開かれた「KING OF PIZZA 2026」で、桐生市の「ピッツェリア ダ マキ」が第8代キングに輝くとともに、審査員が技術力で選ぶピッツアイオーロ(ピザ職人)賞の二冠に輝きました。受賞したピッツァは「ルカ・ポンティコルヴォの黄金マルゲリータ」。その味を確かめようと、渡良瀬川沿いの店を訪ねました。

▲夕陽が差し込む時間に来店

 入口には優勝ボードとチャンピオンベルト。店内では、オーナーの巻田奨さんが大きな窯の前に立ち、焼き色を見ながらピッツァを仕上げています。生地を窯へ入れ、向きを変え、火の入り方を見極める。真剣な表情に、受賞店らしい張りつめた空気があります。

▲ピッツアを焼く巻田さん

黄色いソースがとろける

 まず、温められた取り皿がテーブルに置かれました。その瞬間、空気が少し変わったように感じます。さあ、ピッツァが来る。焼きたてを迎える前の静かな緊張感が漂います。

 大会で提供されたものは直径約23㌢でしたが、店では約28㌢。ひと回り大きく、皿いっぱいに広がります。

 縁は大きくふくらみ、ところどころに焦げ目が入っています。中心では黄色いソースと水牛モッツァレラがとろけ、赤いトマトとバジルが鮮やかです。

▲黄色いトマトソースがたっぷり

 ひと口食べると、まず生地の香ばしさが来ます。縁はもちっとして、内側は薄い。ソースの甘み、チーズのミルキーさ、トマトの果汁感が重なり、食べ進めても終始みずみずしい一枚です。

 思わず「飲めるようなピッツァですね」と言うと、巻田さんは「トマトソース自体がしゃばいというか。チーズも全然違うんです」と話してくれました。

▲みずみずしいピッツアです

魚介とレモンの香り

 もう一枚は、トマトソースを使わないビアンカ系の「マーレ リモーネ」を選びました。海の幸、レモン、アンチョビ、ケッパー、オリーブ、ミニトマトを合わせた一枚です。

 白くとろけたチーズの上に、エビや貝、白身魚がのり、黄色いレモンが彩りを添えます。魚介のうまみに、レモンの香りとケッパーの酸味がきりっと効き、爽やか。甲乙つけがたい美味しさです。

▲魚介がたっぷりのマーレ リモーネ

 前菜盛り合わせは、野菜やキッシュ、魚のフリットなどを少しずつ楽しめる彩り豊かな一皿。牛モツ煮込みのランプレドットもあり、スパークリングワインを飲みながら、ピッツァを中心にゆっくり食事を楽しめます。レベルの高さを感じますね。

▲前菜の盛り合わせ。これで1人前

▲牛モツ煮込みのランプレドット

 来年の大会について尋ねると、「多分、出場しないと思います」と巻田さん。残念ですが、そこには巻田さんの哲学があるようです。

 二冠に輝いた一枚、店へ足を運んでじっくり味わいましょう。

▲イタリア人スタッフの丁寧なサービスも心地よい

店舗情報

ピッツェリア ダ マキ

お問合せはこちら
050-5456-5220
住所 桐生市錦町3-9-4
営業時間 月曜・火曜・水曜・金曜・祝前日・祝後日11時30分~15時、17時30分~22時
土曜・日曜・祝日11時~15時、17時~22時
※料理L.O.は昼14時、夜20時30分
定休日 木曜