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食べたい
サケの中落ちがすごい
群馬県庁からほど近い官庁街の一角。古びたビルの1階で隠れた名店を探し当てました。
焼魚定食を注文します。「サケの中落ちでいい。身もあるけど」と接客を担当する元気いっぱいの林正子さん。即答です。「中落ち、お願いします」
しばし待つと、とんでもない御膳が来ました。サケの1/4くらいの量の中落ちとハラスがどん。小鉢が3つにサラダと香の物が付きます。
▲中落ちとハラスが3枚ずつあります
▲サケの身の部分。厚さが半端ない
中落ちは骨の周り。肉もそうですが、旨みが一番詰まった部位です。身離れがよく、きれいに身が取れます。しかし、旨いな。ご飯によく合います。
お腹の部分の希少部位、ハラスは良質な脂の宝庫。とろける食感はここだけでしょう。これも旨い。
▲小鉢と香の物。どれも手が込んでいます
小鉢は出汁巻き玉子と牛肉の煮物、サケのたたき。出汁巻き玉子は定番で、他の2品は日替わりとか。どれも上品なお味。いい仕事しています。
ご飯もお椀も素晴らしく美味しい。米は契約農家から仕入れ、精米したてを炊きます。ご飯茶碗か丼を選べ、お替りもできるそうです。
▲この日のお椀はシメジと油揚げの吸い物
恐るべしミックスフライ
相方はミックスフライ定食にしました。大きなエビ、ホタテ、カキとヒレカツ。「エビがプリプリ」「カキ、何てジューシーなの」「ホタテ、肉厚。ヒモも入っているじゃない」としきりに感激しています。「ヒレカツ、超柔らか。あー、幸せ」
▲ミックスフライ定食。エビが存在感ありすぎです
魚介類は豊洲直送で「フライは生でも食べられる新鮮なネタ。サケもそうよ」と林さん。粗めの生パン粉も油も最高級を使っているそうです。
厨房を担う今西昌宏さんはこの道50年の料理人。ホテルの調理師を経て独立しました。体調を崩してから長らく弁当専門店にしましたが、常連さんの要望で今年11月から食事処を復活させました。ランチのほか、予約で夜も営業します。
▲厨房に立つ今西さん
カウンター6席とテーブル2つの小さな店ですので、ランチも予約をお薦めします。
店舗情報
庵(いおり)
- お問合せはこちら
- 027-234-7488
| 住所 | 前橋市大手町3-3-17 |
|---|---|
| 営業時間 | 12時~13時30分 |
| 定休日 | 土曜、日曜(弁当販売は無休) |




