gourmet

食べたい

飯酒場 ゆきとしお
粗挽きの「肉い」ハンバーグ

2025.11.26

マッシュポテトに乗って

 中央に大きなオープンキッチンがある洗練された店。黒装束のユニホームの若いスタッフもまたおしゃれです。さて、どんな料理が出てくるか。

▲カウンター席が楽しそうです

 看板メニューなのでしょう、店名が冠に付いた「ゆきしおビーフハンバーグ定食」をお願いしました。木製のプレートにハンバーグ、ご飯、味噌汁にサラダとお新香。盛り付けも美しい。

▲見ただけで食欲が…

 トマトソースの掛かったハンバーグは3㌢ほどの厚みがあります。ナイフもありましたが、箸で簡単に切れる柔らかさ。断面をみると、粗挽きの肉がぎっしり詰まっています。かなり肉々しい感じ。

 「牛肉を食べている」。そんな感じを覚えます。肉の旨み、甘みをトマトソースの爽やかな酸味が引き立ててくれます。デミグラスソースはソースが主張しますが、トマトは脇役に徹しています。

▲ハンバーグを押すと肉汁が出てきます

 ハンバーグの下はマッシュポテトが敷かれています。こちらも控えめな味で主役を邪魔しません。

 付け合わせは紫ダイコン、カブ、ジャガイモ、ブロッコリー、紫ニンジンと色鮮やか。旬の野菜の美味しさを楽しめます。

▲ご飯は大盛り無料。普通でも盛りがいいです

低温調理のポークジンジャー

 相方は「ポークジンジャー定食」にしました。厚さ1・5㌢ほどの豚肉がやはりマッシュポテトの座布団に座っています。表面に焼き目があり、中はローストポーク状態。事前に30分ほど冷温調理するそうで、パリッとした食感と柔らかさを味わえます。

 ジンジャーソースは生姜焼きのタレとは別物です。ベースは醤油でしょうが、それほどきつくなく、奥深い味わいを感じます。ご飯にもよく合います。

▲ポークジンジャー定食。盛り付けもおしゃれ

▲肉厚な豚肉。柔らかな仕上げに驚かされます

 前橋市本町にあるレンガ蔵の居酒屋「朔~39~」の姉妹店として、11月21日に開店しました。

 「飯酒場」と銘打っているように、夜は居酒屋として使えます。魚介はカルパッチョやマリネに仕上げ、自家製のハムやレバーパテなど気の利いた料理がそろっています。やばい、また、来なくちゃ。

店舗情報

飯酒場 ゆきとしお

住所 前橋市元総社町1-6-13
営業時間 11時30分~14時、17時~23時
定休日 火曜(月曜は夜のみ営業)