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食べたい
最高級のバチで裏メニュー
創業43年の老舗の寿司屋さん。ランチは寿司、ちらしが3種類ずつあります。メニューを裏返すと裏メニューが4種類。無類のマグロ好き。「裏」にも弱い。「限定まぐろ寿司」をお願いしました。
注文すると、ご主人、石井一義さんが脂の乗った腹上(ハラカミ)を皮からスプーンで剥がしています。これぞ、本物のネギトロ。細巻にします。
▲こうやって「ねぎとって」いきます
ネタケースから吟味した赤身と中トロのサクを切り分けます。3切れずつ。熟練の技で握ります。
「バチ(メバチマグロ)の最高品。うちの自慢です。さっぱりとした口当たりで、脂もしつこくないんです」。皿は赤一色。艶がありますね。
▲鮮やかな赤色は体に良さそう
まずは赤身から。鮮やかな赤です。しっとりとした食感。旨みとともにかすかな酸味を感じます。
▲赤身の旨さも併せ持つ中トロ
続いて中トロを。脂の甘さと鮪本来の旨みのバランスがいいですね。さすが、「中」。
▲本物のネギトロは確かに旨い
最後はネギトロ巻きをいただきます。バチはこの部分が大トロとされるようです。素晴らしく柔らかく口の中でとろけそう。
3回ずつこの順番で食べて完食。あと2回はいけそうです。本当に旨い。やはり、「マグロは前橋に限る」。間違いなし。
寿司職人の喜びとは
食後にココナツミルクプリンとアイスコーヒーをいただき、ご主人とおしゃべりを楽しみます。
▲プリンもご主人の手作りと聞いてびっくり
「もう少し早く来てくれればシンコがあったのに。仕入れは高かったけど、いいネタに出会えるのが最高にうれしい。寿司職人の喜びだね」と笑顔で語ります。「今年のサンマはいいね。久々にでかく、脂の乗りもすごい」。魚の話が止まりません。
▲北海道で獲れたサンマ。丸々と太っています
店名は「恵まれるように」願って付けたそうです。「あまり儲からないけど、仕事は楽しいからいいかな」。十分、「恵み」を受けていますね。
▲豪華な特上寿司。ウニも自慢のネタ
店舗情報
め組鮨
| 住所 | 前橋市上佐鳥町119 |
|---|---|
| 営業時間 | 11時~14時30分、17時~21時(月曜、火曜、木曜は予約のみ) |
| 定休日 | 水曜、第3木曜 |




