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【カレーの魔力▶3】
金沢カツカレー

2025.08.06

「チャンカレ」あり〼

 「カレーのチャンピオン」、略して「チャンカレ」をご存知? 石川県内のカレー店に脈々と伝わるご当地カレー、金沢カレーのレシピを考案した創業者が1961年に開店したまさに元祖。そのチャンカレを関東で唯一食べられる店です。

 カツカレーが標準ですが、久しぶりなので豪勢にいきましょう。エビカツとカニクリームコロッケをトッピング。ポテトサラダも付けました。

▲チャンカレのオールスターです

▲ポテサラにはゴマドレッシングのキャベツも

 ステンレス製の舟形皿で提供されます。カレーの上にカツが載り、ソースがあらかじめかかっています。たっぷりのキャベツと福神漬け。スプーンは給食で使った先割れ。金沢カレーの決まりです。

▲いまとなっては懐かしい先割れスプーン

 焦げ茶色のどろっとしたルーは一見、辛そう。でも、どちらかというかまろやか。素朴な中に深い旨みを感じます。優しく懐かしい味わいです。

 カツは適度な厚み。主役のカレーを引き立てつつ、ソロでも存在感を発揮します。ソースを掛けてそのまま食べるか、カレーと一緒に食べるか。キャベツも一緒にガツガツ。これが一番ですね。

▲カツはこの大きさで250円

 エビカツは期間限定。長さ12㌢くらいある堂々としたエビです。カリッとした食感。フライでなくカツであることを実感できます。

▲立派なサイズのエビが2匹

 大当たりだったのがカニクリームコロッケ。クリーミーでカニの風味がしっかりします。これで100円はお値打ち。頼まない手はないですね。

▲カニクリームコロッケにはソースは掛かっていません

金沢出身の店主が孤軍奮闘

 金沢出身の店主、塚本一朗さんはチャンカレを食べて育ち、チャンカレを全国展開する会社に就職、JR新前橋駅近くに出した店舗で店長を務めました。

 店は5年前に撤退しましたが、「金沢カレーのファンが増え、このまま続けたい」と独立、金沢カツカレーの幟を守っています。ルーは本社から直送しているので、本場と同じ味を楽しめるのです。

▲店主が好きな北海道カレーもあります

店舗情報

金沢カツカレー

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080-7743-0273
住所 前橋市南町2-50-1
営業時間 11時~14時、17時~20時
定休日 火曜