gourmet

食べたい

うどんちゅう
進化するカレーうどん

2025.05.27

こだわり続けて10周年

　カレーが無性に食べたい。うどんも食べたい。ということで、こちらの店へ。

　超絶な「激昂のラージャン麵」にするか、素朴な「和風出汁」か。メニューを見ると…、ない。ありません。店主の只木宏幸さんに聞くと、「鶏肉の香草焼と香味野菜」がラージャン麺の進化版だとか。大好きなつけ麺でお願いしました。

▲いまはなきラージャン麵。チーズトッピング

▲進化した「鶏肉の香草焼と香味野菜」のつけ麵

　見るからにもっちりしたうどんです。自家製の中太の丸麺。つけ汁と野菜の素揚げが並びます。

　では、うどんを汁に付けて。辛っ。「激昂」の血を引いていますね。でも、すぐに甘味が追いかけてきます。「岡田ファームさんのトマトをはじめ、たくさんの野菜が入っています」と奥さまの美由希さん。

　汁の中からゴロっとした鶏肉が出てきました。ラージャン麺はキーマ風の粗挽き肉でしたが、食べ応えを重視して変えたそうです。確かに進化していますね。

▲中太のもちもちした麺は自家製

▼つけ汁から鶏肉がごろり

　素揚げの野菜はレンコン、ブロッコリー、タマネギ、マイタケなど。そのまま食べてもよし、カレーに付けても美味しい。

　それにしても、うどんがいいですね。柔らかさの中にコシを感じます。つけ麺にして大正解です。

▼素揚げした野菜とカレーでミニ丼に

　夫婦２人で切り盛りする店は４月に開店10周年を迎えました。スパイスにこだわり、仕込みに手間を惜しまない只木さん。次々と新しいカレーを考案するため、惜しまれながらメニューから消えていくものもあります。

▲和風出汁カレーうどんも消えたメニュー

　ラム肉のカレーもその一つでしたが、うれしいニュースがあります。10月以降、提供する予定とのこと。エビのチリクリームや緑のカレーも復活が待たれます。

　「ここまでこられたのもすべてお客さまのおかげ。あらためて気合を入れて頑張ります」と二人三脚で張り切っています。　

▲カレーへの情熱がすごい只木さん夫妻