ステーキ宮前橋下小出店
唯一無二の「命のたれ」

　名古屋から前橋を足掛かりに東北に進出しようとするステーキハウスが話題となっていますが、北関東発祥のコンビも頑張っています。まずは、「宮のタレ」で絶大な人気を誇る、こちらの店へ。
　原点とも言うべきメニューがありました。その名も「宮ランチ」。16時までのランチタイムに20食限定で提供しています。ランチは全品、ご飯お替り自由でスープバー付き。ならば、サラダバーを付けますか。

　サラダとスープを２種類ずつ選んできました。ベジファーストでいただいていると、メーン料理がワゴンで運ばれてきました。
　「たれをおかけしてもよろしいですか」と女性スタッフ。「お願いします」。ワクワクしてきますね。
　慣れた手つきでタレを鉄板にかけると、湯気が黙々立ち上がります。鉄板はジュージュー。この演出、たまりませんね。

　宮ランチはロースとメンチカツのセットです。昔からそうだった記憶があります。
　まずはロース。うん、旨い。肉自体も美味しいけど、何と言ってもタレが最高。このタレ、原料はタマネギ、ニンニク、醤油と酢だけ。火を入れず、冷蔵熟成させるそうですが、絶対に真似できませんね。店にとって、「命のタレ」と言えるのではないでしょう。
　メンチ用にウスターソースも付いてきますが、やっぱり宮のタレで。タレのコーナーもあり、追いダレ用に用意しておきました。

　ご飯が進むタレですが、ちょっと我慢。スープにカレーがありましたので、カレーライスにしてみました。メンチも半分載せて。はい、大正解。４種類目の甘いコーンスープがよく合いました。

　宮は宇都宮市で1975年に創業しました。経営は変わりましたが、タレは半世紀守られています。このタレがある限り、永遠に不滅でしょう。