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讃岐うどん 喰いまくり
2泊3日で8食ペロリ
2024.12.24
うどん県からうどん県に行ってきました。群馬から香川、上州から讃岐です。初めての香川。2泊3日、本場の讃岐うどんを食いまくってきました。
夢の「山越」で元祖かまたま
高松空港から「うどんタクシー」に乗って山道を走ること30分ほど。30年前から夢みていた「山越」に到着しました。平日の昼前でしたので、思ったほどの行列はありません。
釜玉の元祖として知られる店。当然、「かまたま」をいただきます。厨房兼受け付けで注文。大にしたいところですが、後の展開があるので小に。釜から揚げたうどんに卵を絡ませて提供してくれます。
天ぷらも美味しそう。でも、ここは我慢。会計を済ませ、中庭でいただきます。
ネギをのせ、かまたま用の出汁醤油を適量かけ回して、うどんを啜ると…。う、旨い。感激の旨さです。柔らかいのにすごい弾力。想像以上の旨さです。
あっという間に完食。ショウガを加え、温かいかけ出汁を注いで卵スープにしました。イリコの香りが広がる優しい味わい。夢がかないました。
自分でダイコンをおろして
2軒目はタクシーで15分ほど、運転手さんお薦めの「しょうゆうどん」の元祖、「小懸家」です。
注文すると、すぐに4分の1ほどのダイコンと大きなすり金を持ってきてくれます。うどんが来るまでスリスリして待ちます。店内のみんなが同じ動作。何だか、ほのぼのしますね。
丼に入ったうどんは冷水で締められ、透明感があります。角がしっかり立ち、山越よりコシが強そう。
おろしを汁ごと加えたら、ネギとすりごまを入れ、特製生醤油を回し掛け、最後にスダチを絞ります。ふわーと、いい香りが広がります。
確かにコシはありますが、硬くはない。この辺が讃岐うどんの信条でしょうか。シンプルな味付けがうどんの旨さを最大限に引き出してくれます。
小豆島で生のそうめん
ホテルは丸亀市に取り、夕食に海の幸を堪能した後、ホテル近くにあった深夜営業のカウンターのうどん屋さんで〆にかけをいただきました。
翌朝はJR丸亀駅近くの7時半に開店する「つづみ」で朝から「鶏天ぶっかけ」。天ぷらは揚げたてでした。
JR高松駅に移動、ここからフェリーで小豆島に行きます。時間は約30分。『二十四の瞳』、オリーブの島です。大学の先輩の案内で観光しました。
小豆島にはあまりうどん屋さんはないということで、ランチはオリーブ畑と瀬戸内海を望めるおしゃれなイタリア料理店へ。オリーブ・ビーフが絶品でした。
土産を買うために立ち寄った小さなそうめん工場は食事処を併設しています。予約が必要でしたが、先輩の知り合いで特別に食べることができました。
いただいたのは白と緑の生そうめん。緑は贅沢にもオリーブ果汁とエキストラバージンオイルを練り込んでいます。
まずは白から。乾麺よりつるつるでもちもち。コシも感じます。
緑はオリーブの風味がほのかに香ります。さわやかな味わい。ランチを食べた後なのに軽く胃に収まりました。
釜あげをたらいで食す
再び丸亀に戻り、夜は名物「骨付き鳥」をがぶつきました。〆は前夜に続いてホテル近くのカウンターのうどん屋さんでしょうゆうどん。讃岐とは思えない、非常にコシが強いうどんでした。
翌朝は釜あげならこの店と評判の「長田in香の香」へ。タクシーで20分ほど。9時開店ですが、開店前から長い行列です。さすが人気店ですね。
うどんは釜あげだけ。この自信と潔さがすごい。連食するつもりで、4人で「たらい小」を頼みました。4・5玉入りです。
出汁の入った大きな徳利とたらいが運ばれます。出汁を猪口に注ぎ、たらいからうどんを引き出します。楽しいですね、みんなで食べるのは。
驚異のもちもちです、このうどん。柔らかく、しかし歯応えがあります。出汁もいい味。みんな、箸が止まりません。当然、お替り。3玉追加しました。
店員さんが追加の分をたらいに入れてくれました。次々と伸びる箸。二度目のうどんはさらにもっちり。お替りして正解でした。でも、お腹いっぱい。
高松空港で最後の1杯
連食は諦めて、帰路につきます。高松空港で搭乗手続きを済まし、空港をぶらぶらしていたら、行列を見つけました。「はやし家製麺所」とあります。高松市内にある人気のうどん店が出店しています。店内には有名人のサインがずらり。みなさん、最後の1杯をこちらでいただくのでしょうね。
ということで、しょうゆうどんの小と天ぷらを一つ。鶏天にしました。
うどんはおろしと天かすがトッピングされ、レモンが乗っています。専用の出汁醤油をかけ、軽くかき混ぜて。本当にこれで最後。味わっていただきました。