GRASSA(グラッサ）
生パスタ ボーノボーノ

　米国ポートランドで人気のハンドクラフトパスタ店の日本第１号として、前橋に進出したのが2017年５月。翌年に中央通りの現在地に移り、すっかり行列の絶えない店となりました。
　午後８時近く、珍しく行列がなかったので遅いディナーを楽しみましょう。オレゴン産のクラフトビールにアンティパストサラダと生ハムなどを盛り合わせたシャルキュトリを合わせます。

　シャルキュトリは生ハム、サラミ、モルタデッラハム、コッパの４種類。食感も風味も微妙に異なり、違いを楽しめます。モルタデッラは別名ボローニャソーセージ。ゼラチン質が含まれ、滑らかでしっとりした口当たり。これが１番人気でした。

　サラダは新鮮野菜にパルミジャーノがたっぷり。サラミも盛られ前菜にいいですね。白ワインにします。

　３人で訪れ、好きなパスタを注文しシェアしました。最初に来たのはトマトソースのポモドーロ。何とジェノベーゼソースが添えられています。赤と緑。鮮やかな色のコントラストが映えます。

　前橋市の星野農園のトマトを使っています。甘みと酸味のバランスが抜群。平打ちのリングイネの生パスタによく絡みます。ジェノベーゼと合わせると素晴らしく爽やか。これまでで最高のポモドーロです。

　続いてはグリルチキンの乗ったカチョエペペ。チーズと胡椒の効いたコクがありスパイシーなパスタです。幅広の手打ちのタリアテッレがよく合いますね。チキンはメーン料理にもなる大きさ。大量のルッコラが清涼感を与えてくれます。

　最後はアーリオオーリオ。リングイネのペペロンチーノです。ニンニクと唐辛子がほどよく効き、素揚げしたパン粉とバジルがいい“薬味”に。ごまかしの効かない素朴なパスタで最高の〆となりました。