gourmet
食べたい
コチジャンが味の決め手
赤城県道沿いにあり、夏は炭火の焼きトウモロコシで行列ができる店です。前から気になっていた併設している小さな食堂に入ってみました。
焼きそばとうどん、他は甘味とドリンクのみ。お薦めのコチジャン焼きそばをお願いしました。
店主の桃井佐代子さんが20年ほど前に韓国旅行に出かけてコチジャンの魅力に出会い、「看板料理になるように」と試行錯誤して考案したそうです。
厨房からは焼きそばを炒める音といい匂いが伝わってきます。ほどなく配膳されたのは2人前ありそうなボリューム。1皿を2人で分ける年輩の常連さんも多いそうですが、見れば納得です。
味はウスターソースがベース。野菜から出る甘味をコチジャンが引き締める感じです。紅ショウガも添えられ、日韓合作の辛口焼きそばとなっています。
具は豚肉とキャベツ、タマネギ、赤パプリカと色合いも鮮やか。麺は中細でソースがよく絡みます。温泉卵が乗っていたらもっとよかったかな。
辛口ですが、暴力的ではなく、優しいおふくろ、オモニの味といった感じでした。
食後の口直しに手作りの珈琲ゼリーをいただきました。苦みと甘みがうまく調和し、いいお味です。
商売は「飽きない」
赤城県道沿いで夏の風物詩となっている焼きトウモロコシは60年ほど前、商売熱心な店主の祖母が始めたそうです。
「おばあちゃんの口癖は『商売は商い(飽きない)』。お客さまがいつ見えても大丈夫なように店はいつも開けておきなさいと口酸っぱく言われた」と桃井さん。25年前に食堂を開いて以来、ずっとこの教えを守っています。
店舗情報
お休み処 ももい
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- 027-288-9916
住所 | 前橋市富士見町赤城山1707 |
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営業時間 | 11時~日が暮れるまで |
定休日 | 木曜 |