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食べたい
ごわごわ極太麺は二郎級
極太のごわごわした麺は二郎系のラーメンを彷彿させます。といっても、こちらの方が元祖。昭和20年ごろからオリオン通りにあった伝説の店「あくざわ」の焼きそばを再現したのですから。
焼きそばの並と焼きおにぎりを注文しました。W炭水化物、焼き・焼きコンビです。何か問題でも?
麺は焦げた部分と柔らかな部分が混ざり合っています。食感の違いがいかにも昭和らしく、おおらか。しかし、この噛み応え、相変わらずすごい。あくざわ系として全国に広がらないでしょうか。
具は豚肉とキャベツ、それと薄焼きにした玉子焼き。これも「あくざわ」を正しく継承しています。
すっきりしたソースにラードの香り。ごわごわ麺に負けない力強さがありながら胃にもたれません。
ミツビシソースの後継は…
店主の高橋英男さんは創業者の阿久沢登志江さんの味を忠実に守っていますが、苦心しているようです。味の決め手だった前橋産のミツビシソースが2年ほど前に製造を中止したのでした。
「ピリッとしつつフルーティーさがあった。数種類のウスターソースをブレンドして使っているけど…」。3カ月かけて作ったソースは「前より旨くなった」と言ってくれる人もいるそうですが、高橋さんは「あくざわのとは別物」と残念そう。
〆に焼きおにぎりを食べながら、そんな話を聞きました。確かに同じ味ではないかもしれませんが、十分美味しいと思い、そう伝えました。
ふと、店内を見渡せば、20代の女子学生や若い会社員が多くいました。「あくざわ」を知らない若い人たちが満足そうに焼きそばを食べています。しっかりと歴史を紡いでいると感じました。
店舗情報
あくざわ亭
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- 027-235-1530
住所 | 前橋市千代田町2-1-21 |
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営業時間 | 11時~14時(土曜は20時) |
定休日 | 日曜、月曜 |