美食の街　台南・高雄を食べ歩いてきました

台南市は前橋と縁の深い街です。台湾の衛生・医療行政に貢献した羽鳥重郎、台南市長として文化財保護に尽力した羽鳥又男はともに前橋市富士見町の出身です。

ということで、台南市とお隣の高雄市へ行ってまいりました。もちろん目的は食べ歩き。

早速、予約しておいた「湖東牛肉館」（高雄市）へ。当日、絞められた新鮮な牛肉の希少部位をしゃぶしゃぶで食べられるお店です。この日は牛のほほ肉でした。

牛のエキスがたっぷり溶け込んだ鍋の中に、玉杓子でお肉を入れます。新鮮だから、２，３秒でOK。な、なんだこの柔らかさは…。しかもお肉の味が濃い。

こちらのお店では牛肉ルーロー飯も食べ放題。牛肉好きにはたまりません。

台湾といえば夜市でしょう。たくさん並ぶ屋台の中で、気になった「大腸包小腸」の文字。なんだこれ？

ローストしたもち米の腸詰にソーセージを挟んだもので、台湾のホットドッグだそうです。ソーセージはジューシーでちょっと甘め。もちもちの大腸とキュウリのパリパリ、いろんな味が口の中で交差します。いける、いける。

屋台でせっせと水餃子を作るおじ様たち、携帯を持ちながらトウモロコシを売るおば様。夜市は活気にあふれています。

もっと食べたかったけれど、お腹は満腹で断念。残念。

朝食は路地裏の小さなお店へ。お目当ては、小麦粉とネギと卵だけで作るシンプルなお好み焼き「葱油餅」です。

素朴な味わいでプーンとゴマ油が香ります。ああ、朝からビール飲みたくなってきた。

台湾に来たからには美味しい小籠包が食べたい。ミシュランガイドにものった「上海華都」（台南市）へ。台南暮らしが永い、みなかみ町職員、阿部真行さんのお薦めの店です。

松の葉で蒸した小籠包が食べられます。肉汁たっぷりで美味しいのなんの。松の香りもほんのり。

皿からはみ出すほど大盛りの針生姜もうれしいサービスです。

港町、高雄市ではとびきりの海鮮食堂に行ってきました。旗津半島の先端にある「鴨角活海産」。

店頭には揚がったばかりの魚や貝、海老がずらりと並んでいます。指さして選んで調理してもらいます。

ウチワ海老は焼き、車エビはニンニク蒸し、バイ貝は塩ゆでで。名前のわからない黒い魚は蒸してニンニク油をジュっとかけてもらいました。

美食の街、台南、高雄とは聞いていましたが、想像を超える美味しさでした。しかも安い。

町中に食べたいモノ満載で、胃袋が３つぐらいほしかった…。帰って来たばかりなのに、また行きたい。