創作焼肉 くう
「ヌーベル焼肉」と言おう

フランス料理のようです。皿に絵画を描くようにきれいにカットされた肉や薬味を盛り付けてきます。焼くのがためらわれるほど。肉はすべて黒毛和牛。見ただけで、美味しいのが分かります。

一番手はメニューのトップにある「くうの厚切り牛タン」。厚さは３㌢ほどでしょうか。焼肉人生で「最厚」のタン塩です。火が中まで入りやすいように、表面には賽の目状に切れ込みが入っています。

裏返して両面焼いたら、ハサミで食べやすい大きさにカットします。中はまだほんのりピンク。ワサビを乗せ、レモン汁に付けて。サクッと歯が入ります。あー、旨い。厚さの意味が分かりました。

続いては、くうのカルビ、ロースをタレで。カルビはもちろん霜降りですが、ロースも適度にサシが入っていてすばらしくジューシー。個人的にはロースの方が気に入りました。

牛ホルモンも行ってみますか。テチャン、ぶりぶりレバー、サクサク牛ハツを追加します。テチャンはぷるんぷるんした脂身が多くて美味。レバー、ハツは超レアでいただきました。

キムチやナムルの盛り合わせなど一品物も見た目、味とも最高級。ことにセンマイ刺しは箸が止まらない美味しさでした。

最後に厚切りをもう一度味わいたくて、ハラミを頼みました。表面はやや焦げ目ができても中はレア。肉の旨みを感じられる食べ方ですね。

店主は長年、焼肉業界で腕を磨いた後、イタリア料理店や日本料理店でも修業した経験があるそうです。国境を越えて、おいしい焼肉を提供してくれます。