gourmet
食べたい
天然の山菜てんぷらとともに
赤城山を背に建つ古民家です。かつては茅葺だったのでしょうか。玄関を入ると、「日本一の大火鉢」が出迎えます。奥只見の樹齢2000年の栃の木の株をくり抜き、漆を塗ったそうです。
広い座敷に案内され、お茶と自家製の漬物を持ってきてくれました。蕎麦ができるまでのお楽しみ。
「天然の山菜の天ぷらがございます」と愛想のいい女性店員さん。コシアブラ、タラの芽、フキノトウの3種。悩んでいたら、「盛り合わせしましょうか」とありがたいお言葉。タラの芽をたくさんいただき天ぷらにしたばかりなので、他の2種にしました。
店の造りから蕎麦は田舎風かと予想していましたが、あにはからんや、細くきれいに切り揃えられた江戸蕎麦でした。先代の店主が都内の名店で修業、二代目に受け継いだそうです。
北海道幌加内産の玄ソバを石臼で挽き、中心部に近い一番粉を使うそうです。白い更科粉よりは色黒。弾力があって喉越しがよく、蕎麦本来のほのかな甘みを感じられる上品な蕎麦です。
蕎麦も天ぷらも群馬盛り
ただ、量は群馬盛り。先代の修業先で食べたことがありますが、2倍はあるでしょう。
ということは、やはりそう。汁も江戸蕎麦の辛さはやや抑えられています。それでも、辛汁ですから、蕎麦を3分の1ほど付けて啜るのがいいでしょう。
山菜は新潟県から採ってきたそうで、フキノトウは形がまちまち。でも、栽培ものとは香りが全然違います。そして、こちらもうれしい大盛り。岩塩を付けて、蕎麦と一緒に。ほろ苦い春の山からの贈り物、心していただきましょう。
店舗情報
かやぶき
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住所 | 前橋市富士見町木暮2423 |
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営業時間 | 11時30分~15時 |
定休日 | 木曜、金曜 |