gourmet
食べたい
鰻の成瀬 前橋店
安い、旨い、巨大蒲焼き
2024.03.16
ワサビを付けてさっぱりと
「で、でかい」。恥ずかしながら、これまで食べた鰻の中で間違いなく最大。お重からはみ出ています。これで1尾。通常の1.5倍はあるでしょう。
横浜市に2023年9月、1号店を出してから急速に全国展開している話題のFC店。前橋市にも11月、和食店の跡地に出店しました。
メニューはうな重のみ。店員さんによると、梅が1/2、竹が3/4で松が1尾とのことです。松でも2600円という安さ。迷わず松にしたのですが…。
蒸し焼きにした関東風ながら、しっかりと焼き目が付いています。外は香ばしくサクッ、中はふんわり柔らか。いい焼き上がりです。
付け焼きした鰻に付いているタレはやや辛口。ご飯には掛かっていません。卓上にある継ぎ足し用のコクのある甘めのタレを好みで掛けるようです。
余分な脂は落ちていますが、いかんせんこの大きさ。山椒の出番ですね。鰻の上に直接ではなく、ご飯に掛けるのが私流。寿司のワサビと同じ原理です。
薬味にワサビとネギが付いてきました。ひつまぶしの第2形態ですね。これが実にいい。正直、やや持て余し気味だったのがさっぱりいただけました。
肝吸いではありませんが、お吸い物も上品な味。お茶も小まめに差し替えてくれました。
外国育ちのニホンウナギ
説明書によると、ニホンウナギを水質の良い暖かい海外の養鰻場で大きく育て、厳しい品質管理のもと加工しているとあります。中国産に多いヨーロッパウナギとは違うようですね。
メニューを絞り込み、営業時間も短縮することで安く提供しています。恐らくは調理済みの蒲焼を温めて出すのでしょうが、加工や調理の技術革新が進み、満足できる水準になっています。
量が多いので、梅や竹でもいいかもしれません。