酒酒落落（しゃしゃらくらく）
「三丁目」で味わう絶品焼き鳥

昭和レトロなホーローの看板が外壁に飾られています。白い暖簾をくぐると、何と下駄箱。靴を脱いで店内に入れば、「三丁目の夕日」の世界が待っています。ちゃぶ台にブリキのおもちゃ、木製の氷冷蔵庫…。昭和の男に居心地の良い焼き鳥屋さんです。

素晴らしくお得なメニューを見つけました。980円セット。これでお通し、炭火串３本、キャベツと好きなアルコールを２杯いただけます。

まずは生中で喉を潤しましょう。すぐにセットのお通しと串が来ました。ネギマ、豚のカシラとタン。すべて塩です。カシラの柔らかいこと。備長炭でじっくり焼き上げていますからね。

ハムカツを見つけました。１枚120円。価格まで昭和です。薄くて四角。ソースをかけてガブッ。

生厚揚げも行きしますか。木綿豆腐を水切りして素揚げするそうです。外はカリッとしていて、中はとろーり熱々。生ビールをお替りします。

最近はまっているレバ、ハツと「心のこり」と書かれたハツモトを追加しました。臭みがなく、旨みを堪能できます。処理の仕方が上手いのでしょう。

ならば、と頼んだレバネギも大当たり。茹でたレバを冷やし、ゴマ油と塩、黒コショウで味付けした白髪ネギが絡まっています。ハイボールのいいツマミになりそう。

〆の焼きおにぎりを待つ間、店主の勝俣友一さんとおしゃべりしました。薩摩メニューがあることから、「九州の出身ですか」と聞くと、お母さんが霧島出身とか。前橋市内で焼き鳥屋さんを経営しているそうで、近く食べ比べしてきましょう。