gourmet
食べたい
本物のネギトロを味わえます
ネタの高騰で最近、特上寿しにウニが入ってこないことがままあります。「マグロとウニは絶対に質を落とさない」という老舗の暖簾をくぐりましょう。
大トロ2貫とボタンエビが前列。中列にはウニ、イクラ、玉子が並び、2種類の巻き物が後列に控えます。特上の名にふさわしい豪華すぎる顔ぶれです。
「大トロはバチの最高品。噛むと味が分かります」とご主人の石井一義さん。では、御指南通りに。あー旨い。身はしっかりしながら口の中でとろけます。
残りの1貫は最後にして、巻き物にいきます。ネギトロを。これも素晴らしく旨い。「腹上(ハラカミ)の部分を皮からスプーンで剥がしています」。これこそ、本物のネギトロですね。
もう一つの巻き物はさっぱりした梅キュウ。交互に食べると美味しさが倍増します。
さて、行きますか、ウニに。「いつもはバフンウニ。本日は市場になく、北海道産のムラサキウニです」と申し訳なさそうですが、いやいや十分美味しいです。
イクラは粒がそろって食感がいいですね。ボタンエビの甘いことといったら。玉子焼きはふんわり。
ランチは寿司にお椀、漬物と自家製の豆腐が付き、食後はデザートの杏仁豆腐とコーヒーがサービスされます。贅沢なひと時を過ごせます。
暖簾を上げて40年、初心忘れず
ご主人は桐生市の寿司店で修業、独立して40年を迎えました。「食材が高騰し大変でしょう」と声をかけると、「長くやっているとこんなことはある。お客さんに来ていただけるのがありがたい。儲けはでなくても、いいネタを仕入れ、心込めて握ります」ときっぱり答えます。あっぱれです。
店舗情報
め組鮨
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- 027-265-6788
住所 | 前橋市上佐鳥町119 |
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営業時間 | 11時~14時30分、17時~21時 |
定休日 | 水曜、第3木曜 |