風ライン ふじみ
早い、安い、旨い地粉うどん

素朴な地粉うどんの穴場を発見しました。「道の駅ふじみ」にある農産物直売所に併設されています。究極の早い、安い、旨い店です。

地粉うどんがわずか340円とは驚きです。舞茸天ぷらとキンピラゴボウを付けました。豪華だな。

うどんは富士見町にある石田製麺工場さんの手打ち風です。地粉は昭和の上州うどんの代名詞ともいえる「農林61号」と後継品目である「さとのそら」のブレンド。農林61号とはうれしいですね。

黒ずんで、ぶっとい田舎うどん。噛むたびに小麦の香りが口に広がります。少しもさっとした感じがいかにも地粉らしく、たまりません。

汁はやや濃い口。でも、これはこれでいい。キンピラを投入すると辛口になり、野趣あふれる味に。七味も勢いよくかけますか。

舞茸は大きな塊が２つ。汁に浸して、豪快にかぶりつきます。天ぷらの衣が溶け出した汁はいよいよ旨くなります。うどんは最後までコシが強く、武骨さを保っています。

せっかくなので連食。オーストラリア産の小麦粉を使った通常のうどんをきつねでいただきます。

喉越しのよさはこちらが断然いい。それでいて、手打ち風に仕上げてあり、普通の立ち食いうどんとは別物。大きなお揚げは地元の「まるだい」の油揚げとか。味がよく染みていました。

地粉は平日10食、土、日は30食の限定。「すぐに売り切れてしまいますので、地粉が好みの方は早めにお越しください」と店員さん。ちなみに、うどんも油揚げも直売所で販売しています。